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レジャー 2007年11月24日 15時00分
ジャパンC(GI 東京芝2400m 25日) 藤川京子 新生サムソンの1強よ!
ジャパンCはディラントーマスの出走回避により、天皇賞を春秋連覇した◎メイショウサムソンの1強ムードが漂っています。日本最強馬の力を世界戦でみせつけます! ぶっつけの天皇賞はスタートをバッチリ決めると、1番枠を生かして好位からの競馬。直線では鋭く反応して抜け出し、最後までキッチリと伸びて完勝でした。不利を受けた馬もいましたが、スパートしてからの伸び脚は豪快で、最後は余裕もありましたからね。各馬がスムーズだったとしても結果は変わらなかったと思います。 以前よりも軽くスピードに乗ってあっという間にトップギアに入る走りは、今までとは違う新生サムソンが登場した瞬間でもありました。休み明けでこの内容ですから、1度使われてさらなる上昇度が期待されます。 今週は併せ馬で強めに追われ、文句なしの動き。優勝の2文字を確実なものにするために、陣営もぬかりない仕上げで臨みます。パワーと瞬発力がアップした今は、距離延長もプラス。名手も2度目のコンビで、オペラハウスの底力を最大限に引き出します。
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レジャー 2007年11月24日 15時00分
ジャパンC(GI 東京芝2400m 25日) 本紙・橋本はメイショウサムソン
日本最強馬メイショウサムソンが神髄を見せつける。 それにしても、天皇賞・秋は強かった。皐月賞2分の1馬身差、ダービークビ差、天皇賞・春ハナ差といずれも辛勝だった。それがどうだ。秋天は2馬身2分の1差突き放す圧勝劇だ。 メイショウサムソンの未開発の素質を引き出した武豊騎手の手腕もまたすごい。持久力に瞬発力が備わったサムソンの行く手を阻む馬は、もはやいない。まさに、鬼に金棒。磐石の態勢で年間GI3勝目を奪取する。 当面の相手は、ポップロック。2400〜2500mで7勝と距離適性は群を抜いている。秋天は距離不足で4着と完敗を喫したが、好走条件が整ったここは、巻き返しは必至。サムソンの牙城にどこまで迫るか注目だ。 重賞2連勝中と飛躍の秋を謳歌するインティライミが不気味。ツボにはまれば接戦に持ち込みそう。展開ひとつで△勢も連下なら。
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スポーツ 2007年11月24日 15時00分
吉田秀彦 大みそかは「やれんのか!大晦日!2007」参戦か、回避の選択肢は2つに絞られた
大みそか格闘技イベント参戦に向けて注目の吉田秀彦陣営が23日、旧PRIDEスタッフが運営する「やれんのか!大晦日!2007」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)側と参戦に向けた話し合いを行っていることが判明。吉田の大みそか出撃が現実味を帯びてきた。 この日、吉田道場の恒例となっている柔道教室「VIVA!JUDO」後、集まった取材陣に対し、吉田は「会社から『大みそかまで体を作っておけ』としか言われていない。大みそかについては会社に任せてある。会社の意向に従う」と大みそか出撃への準備を進めていることを明言した。 吉田のマネージメントなどを行うJ-ROCKの國保尊弘代表は吉田の大みそか格闘技イベント参戦について「大阪ではなく、さいたまで」と言及。國保代表は吉田本人と話し合い、「PRIDEを待ち続けてきた中で、PRIDEのニオイがある大会が開かれる。その中でDynamite!はちょっと違うかな」と結論を出した。 「来年以降、HERO'SやDynamite!は選択肢のひとつ」としながらも、一部で秋山成勲との柔道家対決が取りざたされたDynamite!への参戦をキッパリと否定。「ちょこちょこ話をしている」とやれんのか!サイドと参戦に向けた話し合いを行っていることを明かし「さいたまとまとまらなければ、大みそかは回避する」と吉田の選択は、やれんのか!参戦、もしくは大みそか不参加の2つに絞られたという。 やれんのか!参戦への最優先事項として國保代表は「話し合いの中でまず言っているのは、対戦相手を決めてください、と」。現時点でやれんのか!に参戦が決定している選手ではエメリヤーエンコ・ヒョードルがいるが、ヒョードル戦のオファーは「いまのところない」という。また、吉田参戦可否の決定期限としては「遅くても何とか月内には決めたい」と今月中に結論を出したい意向を示した。 國保代表の一連の発言に対し、やれんのか!関係者は吉田サイドとの交渉を認めながらも、「今後のやり取りの中でどうなるか」と慎重な姿勢。また、ヒョードル戦の実現については「可能性はゼロではないが…。う〜ん、もともとの階級が違うし、現時点で案としてはない」と否定的だった。 吉田の参戦に向けては21日に開かれたイベント開催決定会見時と同じく「日本人エースなのでふさわしい相手がいないと、気軽には声をかけられない」とする一方で「PRIDEというイベントを一緒に作ってきた選手。いい形になれば」とした。 吉田は“一夜限りのPRIDE復活祭”に参戦するのか、はたまた大みそか格闘技イベント不参加か、両陣営の話し合いの結果は果たして。
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スポーツ 2007年11月24日 15時00分
全日本プロレス 健介“幻の技”投入予告
全日本プロレス冬の風物詩「2007世界最強タッグ決定リーグ戦」が23日、東京・後楽園ホールで開幕。三冠王者・佐々木健介は“デンジャラスK”川田利明と組み、西村修&渕正信と対戦するも時間切れドロー。勝ち点2を取り損なった健介は「全勝していくにはストラングルホールドZ(ゼータ)を出す可能性もある」と“幻の技”投入を予告した。 最強タッグ制覇に向け、大本命がスタートでよもやの急ブレーキ。 川田とタッグを結成し、渕&西村と対戦した健介。序盤から一気に攻勢に出る。ヘッドロックで渕を締め上げ、逆水平を連発。さらにパートナー川田の蹴撃もあり、虫の息の渕から勝利を奪うのは時間の問題だった。ところが、うまくタッチなどで交わされ、そのまま時間切れ。勝ち点を1しか獲得できなかった。 試合後、健介は「気持ちを切り替えて。最後1点差で決勝進出を逃したりもあるから、全勝狙っていくしかない」と気持ちも新た。「そのためにはストラングルホールドZを出す可能性ももちろんある」と幻の技の解禁をほのめかした。 ストラングルホールドZといえば、キングバスターとともに、8・26両国大会の三冠戦に向けて開発した“秘密兵器”。しかし、公開練習で披露されたのみで、実戦では一度も使用していない“幻の技”だ。さらに「キングバスターを繰り出して川田さんから防衛できたし、もうひとつの技でも勲章がほしい」と力強く優勝宣言を放った。 開幕戦で波に乗ることはできなかった健介だが、幻の技を投入することでガラリと流れを変えることができるか。
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スポーツ 2007年11月24日 15時00分
ZST 所英男がDynamite!!参戦表明。ミノワマン戦を猛アピール。しかし、前田日明は…
ZSTの年内最終興行が23日、ディファ有明で行われ、大みそか「Dynamite!」出場を懸けて参戦した“闘うフリーター”所英男が圧勝。3年連続となる大みそか出撃アピールとともにミノワマンとの無差別級対決を熱望した。 戦前に「負けたら大みそか辞退」と課して臨んだ所だったが、その重圧を一切感じさせない闘いだった。この日はメーンで稲津航と対戦。ゴング直後に2発のローキックを浴びたが、その後は全く攻撃を許さなかった。 すぐさまタックルでテークダウンを奪うと息つく間もなく腕ひしぎ逆十字固めで鮮やかにタップをかっさらった。わずか95秒殺。試合後は「私事ではございますが、大みそかにミノワ選手とやりたい」と大みそか出撃をアピール。階級の違うミノワマンとの対戦をぶち上げた。 だが、師匠の前田日明スーパーバイザーは所のミノワマン戦に否定的のようで「同じ階級のヤツとやるべき。KIDクンが倒したビビアーノやシャオリン」とズバリ。続けざまに「所は(須藤)元気みたいに大きいヤツに勝ってチヤホヤされたいだけやろ。単に女からファンレター貰いたいだけ」と指摘されていた。
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芸能 2007年11月24日 15時00分
慰謝料捻出のため働きまくるトヨエツが密かに狙うハリウッド進出
出演映画「椿三十郎」が公開を控える俳優の豊川悦司(45)。今年は出演映画が5本公開されるなど、精力的に活動をしている。その背景には2年前に離婚した前妻への慰謝料と養育費の支払い、離婚原因となった不倫相手との再婚に向けた並々ならぬ決意が隠されているという。 「離婚原因となった不倫が発覚してから急激に仕事のペースがアップ。特に映画は04年から今年までで18本に出演。とにかく、来た仕事は断らずに受けているようです」(映画関係者) 今年1本目の公開で主演の「愛の流刑地」では寺島しのぶと大胆な濡れ場を披露した豊川だが、主演の“本命”ではなかったという。 「他に何人かの俳優に話が行ったんですが、すべて絡みがネックになってNG。ところが、豊川は裸体に自信があったのでしょうか、快諾したそうです」(同) 映画だけではなく、「キンチョール」のCMではひも男、「SOY JOY」のCMでは田中麗奈のコミカルな上司をそれぞれ熱演した。 「以前は、クールな役が多かったんですが、昨年TBS系で放送されたドラマ『弁護士のくず』では吹っ切れたようにだらしない弁護士を演じました」(ドラマ関係者) 豊川は97年の12月に元ヘアメイクアーティストの女性と電撃結婚。2人の子供をもうけたが、03年に20代後半の女性と不倫し前妻と別居していることが発覚。そして05年の大みそかに前妻と離婚。その際、豊川は、「この結果に至った原因はすべて私にあります」とコメントしていた。 「泥沼の不倫離婚だっただけに、慰謝料は億単位。豊川は自分に非があるのを認めていたため、すべて相手の条件をのんだそうです。おまけに、2人の子供が成人するまで毎月100万単位の慰謝料を支払わなければならず、馬車馬のように働いているんです」(芸能プロ関係者) 気になる不倫相手との関係だが、「すっぱり離婚したということで、その女性との再婚を考えているようです。とりあえず、分割で支払っているという慰謝料を早く払い終えたいんでしょう」(同)というが、ドラマではなく、映画に出続けるにはわけがあるという。 「国内だとたいしたギャラにはならないんですが、密かに、ハリウッドの関係者の目に留まることを期待しているようです。身長186cmの豊川。今やハリウッドスターになった渡辺謙が海外で成功した要因の一つは184cmの長身と存在感のあるがっちりした体格。その点では、豊川にも可能性がありそうです」(別の映画関係者) ハリウッド映画となれば、ギャラは数千万、数億は当たり前。前妻を捨ててまで連れ添った女性と再婚するには、稼げるだけ稼ぐしかなさそうだ。
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芸能 2007年11月24日 15時00分
芸能界斜め斬り ダウンタウン、さんま、吉本興業大物タレントたちの終焉
先般、この紙面を通じて明石家さんま(52)にドラマ引退勧告をした。5年ぶりに主演した中年男と長澤まさみ(20)の恋愛を描くドラマ「ハタチの恋人」(TBS)が低迷、18日の放送では6.6%といつ打ち切りになってもおかしくない数字に転落しているからだ。 番組スタート時には13%と何とか合格のスタートを切ったものの、視聴者の目は厳しいもので、さんまの下手な演技と脈絡のない安易なドラマ作りを許さないのだろう。さらに、さんまの他のバラエティー番組も決して安泰ではない。 「踊るさんま御殿!」こそ15%前後の視聴率を取っているが、「恋のから騒ぎ」は11%台とヒトケタ視聴率が目前。「明石家さんちゃんねる」はなんと7.8%と完全に落第点だ。 実は吉本興業タレントの転落は、何もさんまだけではない。吉本興業の東京進出の原動力となり、吉本帝国構築の立役者となったダウンタウンの凋落も見逃せない。 かつては20%以上の視聴率を誇っていた2人の看板番組「ガキの使いやあらへんで!!」(日本テレビ)にかつての勢いはない。ここ最近は12%程度の視聴率でうっかりするとヒトケタになりかねない。ダウンタウンの凋落はこの番組だけではない。冠つきバラエティー番組は軒並みヒトケタに下がっている。本来ならば大きくテコ入れされるはずだが、「今や吉本興業の力は絶大です。吉本を敵にしたくはない、というのがテレビ局の本音。だから表面化しなかった」(お笑いプロダクション幹部)。 実はダウンタウンは、この低落傾向をテレビ局以上に深刻に受け止めていたようだ。それは松本人志の映画監督進出。しかしカンヌまで押しかけたが評判はぼろくそで、ちょうちん記事でなんとかごまかしてきた。事態は大きく切迫しているのである。 「テレビ局というのは数字にシビアで、いかなる大物といえども数字が取れなければ打ち切りの対象になる。スポンサーからの苦情もあり、すでに来年3月の改編期には、ほとんどのダウンタウン番組は打ち切りも視野に入っている」と某局編成局幹部。若手の吉本芸人をいじってお茶を濁すやり方はすでに限界を迎えているのだ。 日本テレビのお笑い番組の占める割合は41%といわれている。まず来年には、吉本興業タレントの占める割合が多い日テレあたりが最初に大なたを振るう可能性がある。
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レジャー 2007年11月23日 19時00分
ジャパンカップ座談会
昨日に続く「最強 うま! うま! バトルロイヤル」は“本番”の「ジャパンC」(GI 東京芝2400m 25日)について激論が交わされた。穴予想家・阿部幸太郎氏に海外競馬の第一人者・合田直弘氏、元騎手の谷中公一氏、予想家・飯田正美氏ら競馬サークルでもおなじみメンバーに、本紙・橋本千春記者が加わり、これを司会の藤川京子氏がリードして今年のJCを徹底分析。4頭の外国馬をメイショウサムソン、アドマイヤムーンらの日本勢がどのように迎え撃つのか…。果たして座談会の結論やいかに…! 藤川京子 それではジャパンカップの思い出をうかがいます。 橋本千春 予想も馬券も当たったこともあって、(1985年の)シンボリルドルフとロッキータイガーですかね。あれは感激しました。苦い思い出としては、トウカイテイオー(92年、1着)を自信を持っていらないとしたこと。あとはキョウエイプロミス(83年)、故障と引き替えに確保した2着には感動した。 飯田正美 ジュピターアイランド(86年、1着)。2着(アレミロード)は抜けだったけど、隣のサクラユタカオーが対抗で忘れられないジャパンCになった。 阿部幸太郎 外国の馬は来日すれば勝てるというイメージがあったけど、日本の馬が活躍するようになって、レガシーワールド(93年、1着)、セン馬なんですけど、本命にして勝った後、河内騎手に「ニューハーフが好きですか?」って聞いたんです。それとゴールデンフェザント(91年、1着)。アーリントンミリオンからくる馬はすごく強いという方程式が僕の中にある。アーリントンミリオンで2分を切る時計で走るなら日本でもやれるということです。一昨年はハーツクライ本命でアルカセット対抗なんですけど、あのレース、本当はハーツクライが勝てたと思っている。馬群の中をゴチャついて出てきたとこがハナ差のゴールだった。非常にもったいないレースだった。あれでハーツクライが1着だったら馬券で車2、3台買えたよ(笑)。 藤川 合田さんは? 合田直弘 第1回のジャパンC(81年)は学生の時だったんです。当時、日本のツートップであるホウヨウボーイ(6着)、モンテプリンス(7着)が負けたのはえらいショックだった。勝ったメアジードーツはそんなに強い馬でなく、勝ったキャッシュ(アスムッセン騎手)は19歳。鮮やかにムチを持ちかえ、外国ってすごいなと思った。あと仕上げ方ではスタネーラ(83年、1着)。引き運動しかしないで勝っちゃった。 谷中公一 シンボリルドルフが勝った時、僕はルドルフと同じ馬運車で帰ってきたんですよ。 全員 エーッ。 谷中 (ルドルフが所属していた)野平(祐二)厩舎は僕の阿部厩舎の2つ隣なんですよ。だから同じ馬運車で帰ることになって。もう激走した後で、体がすごく細かった。漫画「あしたのジョー」の真っ白に燃え尽きたぜって感じでしたよ。それでいて、休養して3、4日で体が戻っちゃうのには恐れ入った。これは今でもすごい思い出に残ってます。ジョッキーでは、僕はデットーリのシングスピール(96年)での騎乗が強烈でした。ジョッキールームの中では、みんな馬よりもデットーリについて盛り上がっていた(笑)。競馬全体を生き物としてとらえ、感覚として乗ってる。それをモノにしてるのがデットーリだね。 飯田 あのコースは結果がすべて。いくら上がりが掛かっても、走って、勝ったジョッキーが偉い。 合田 デットーリの何がすごいって普段乗り慣れてない競馬場でも勝ってしまうところ。 藤川 世界1位ですか? 谷中 世界というか太陽系で1位じゃないですか。 飯田 合田さん、せっかくですからうまい騎手、他に教えてくださいよ。 合田 追えるのはファロンですね。日本に彼がくる機会があったら、ぜひ注目してみてください。 藤川 では合田さん、外国馬4頭の解説をお願いします。 合田 凱旋門賞馬のデュラントーマスが出走を取り止めてしまったのが非常に残念です。今年の外国馬は全馬100%の力を出しても、足りるのはディラントーマスだけだと思っていましたから。 藤川 では、他は馬券対象外と? 合田 はい。アルティストロワイヤルはアメリカでは強いです。ただ、今のアメリカの芝はレベルは高くない。これならメイショウサムソンの方が絶対強いです。 藤川 なんかダートのほうが外国馬、強そうですね。ちなみに、日本の芝に合うのはどの馬ですか? 合田 合うといったらペイパルブル。これはジャパンC2勝しているM・スタウト調教師の管理馬。硬い馬場が得意で、ヨーロッパでは高速馬場のスペシャリストって呼ばれてるんですよ。適性はこの馬が一番合うと思うんですけど、ただ能力的に足りないです。 藤川 他には。 合田 ハリカナサスはさらに格下です。ローテーション的にいいのはアルティストロワイヤルだと思います。京都で追い切りをしてるんですよ。N・ドライスデール調教師はこういった意表をつくことをやるんですよ。 藤川 雨が降ったらどの馬ですか? 合田 サデックスなんかは雨が降らないときついです。 藤川 それでは日本馬の方は。 飯田 まず何が行くんですかね?ヴィクトリー、フサイチパンドラ、コスモバルク? アベコー コスモバルク…出てきてほしくないですよ。乗りかわる松岡君にはスムーズな競馬を期待したいけど、(4角で膨れたり、フラつく)あの癖をまた出したらどうするんだ。天皇賞で僕の本命カンパニーをジャマして降着になったジョッキーもかわいそう。それ考えたら出てきてほしくないな。 谷中 若いころのバルクは誰が乗ってもあの癖が出てたけど、最近は落ち着いてきたし、本当は強い馬です。乗り役のレース後のコメントに「馬がヨレた」とあったけど、そのあたりは、本当は腕でカバーしてほしいところなんだけどね。 アベコー 今回は君が乗るしかないよ(笑) 谷中 一度やめた騎手ですけど(笑) 藤川 メンバーを見るとメイショウサムソン、アドマイヤムーンあたりが人気になると思うんですが。 アベコー アドマイヤムーンはここを使うって言ってなかったから、何かあるのかなあって。 谷中 多分、前走で力を出し切ってないからじゃないですか。松田博厩舎の高田騎手から聞いたんですけど、岩田騎手が調教でアドマイヤムーンの追い切りをした後、「これ、馬じゃねえ」「こんなすごい馬乗ったことがない…」っていってたと聞きました。あれだけ数々の名馬にまたがってきた岩田騎手が言うんですからね。 藤川 へー、すごいですね。 アベコー それ聞くと本当に強いと思いますね。引退も決まってますし。エンドスイープの後継でしょ?あと、メイショウサムソンが1番人気でしょ?メイショウサムソンってそんなに強い馬でしたっけ? 谷中 完成された馬だと思いませんか?前走で。 合田 石橋(守騎手)さんには申し訳ないですけど、変わりましたよね。 藤川 新しい面が引き出されたって感じですよね。 飯田 アドマイヤムーンに関していえば、(3歳夏に)札幌記念を勝った時からすごく成長してドバイと宝塚記念を勝ったのが成長の最盛期とみます。ただ、エンドスイープの仔の特色から、その後の成長力という点では疑問符がつきます。だから今年で引退と…。一方、メイショウサムソンは成長力が止まらない。宝塚からまた成長したと思います。天皇賞・秋の時計も優秀です。 アベコー その2頭が強いのは分かるんだけど、ウオッカの取捨…これがまた難しい。 谷中 53kgと恵まれてますからね。どうなんでしょうかねえ。けど、ダービーに比べてメンバーが厚くなりますから、そうあっさりとは勝てないですよね。 飯田 なんかダービーで完全燃焼しちゃった感じに思うんだよな。 アベコー そう、秋華賞は最後レインダンスと脚色が一緒になっちゃったし。もうダービーのときの調子ではない感じだなあ…。 橋本 アドマイヤムーンが出走したドバイデューティーフリーのメンバーはレベル的にどうだったんですか? 合田 はい。例年ならレベルが高いんですが、今年に関してはあまり褒められるメンバーではないです。2着のリンガリっていう馬もイタリアの重賞をようやく勝ったぐらいです。まあ、もっと強いメンバーでも勝ってたとは思います。 藤川 最後に個人の注目馬を。 橋本 僕はメイショウサムソンなんですけど、ポップロックもいいと思う。天皇賞から距離が延びるのもプラスだしね。 飯田 まあ、天皇賞よりもっと強いメイショウサムソンを見せてくれると思います。あとはインティライミかな。ウオッカにも注目してます。 アベコー サムソンは二走ボケ。アドマイヤムーンかポップロックってなるんだけど、ペリエで有馬記念2着だし、ポップロックに注目したいね。あとノリちゃん(横山典騎手)がチョウサンをすごく推してた。血統的にもダンスインザダークにサッカーボーイだしねえ。一発あるんじゃないかな。 合田 本当ならディラントーマスが自分なりの競馬をし、なおかつそれをメイショウサムソンが差し切る、という競馬を見たかったんですけどねえ。まあ、サムソンにはきっちりここを勝って、来年、ヨーロッパへ行ってほしい。 藤川 谷中さん、乗ってみたい馬は? 谷中 完成型に近いメイショウサムソンですかね。 アベコー その次に乗りたい馬は? 谷中 アドマイヤムーンといきたいんですが、ドリームパスポート。 アベコー 3歳時にディープインパクトの2着だからね。きてもおかしくない。 谷中 乗って楽しい馬ってこういう馬ですかね。けど、ブランクがあるか…。 藤川 私はサムソンに注目してますね。けど、ポップロックもちょっと怖いなと思いますね。やっぱ、ペリエ騎手ですし、距離が延びたら、騎乗者の腕も影響してくると思います。
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レジャー 2007年11月23日 15時00分
JCダート アベコーは100万ドルボーナスがかかったスチューデントカウンシル
今年の米国勢はやる気が違う!あす24日、東京競馬場で行われる「第8回JCダート」(GI ダ2100m)。国内外の砂の猛者が集結したなか、アベコーこと阿部幸太郎がイチ押ししたのは、100万ドルのボーナスをかけ、敢然と殴り込みをかけてきたスチューデントカウンシルだ。前走後はここ一本に的を絞っての調整で、まさしく目イチの勝負気配が漂っている。 みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。 連続3日間開催の中日は、東京競馬場で注目の「JCダート」。この日は、東京競馬場のフジビュースタンド3Fにあるセンターコートで『JCウイーク特別レース直前予想検討会』。出演はタレントのもりちえみさんと、私、アベコーの2人で進めます。 時間は午後1時45分ごろから各レースごとに登場。4回目の最終回は3時40分ごろから3時45分くらいまでです。ぜひ、応援にきていただければ幸せです。 さて、JCダートですが、ここ2年は3歳馬が優勝。とくに一昨年のカネヒキリはレコードでした。勢いは年齢の壁を越えてしまいます。過去7年で海外の馬が優勝したのは、4年前の米国フリートストリートダンサーだけ。 レコードで日本の総大将アドマイヤドンを下しました。第1回ウイングアローが優勝したときの3着馬がロードスターリング。これも米国馬。振り返ってみれば5着以内に好走した海外馬はすべて米国馬です。JCダートは日米の対決という図式。もちろん、日本馬が断然優勢なのですが、しっかりしたローテーションで、本気で狙ってきた米国馬は不気味。 それに今年はピタっと当てはまる馬がいます。スチューデントカウンシルです。2走前のパシフィッククラシックSでGI制覇。このときGI7勝のラヴァマンを一蹴。続けてGIIホーソーンゴールドCHで圧勝。5歳秋を迎えてすごい充実度です。 にもかかわず、出走権があったブリーダーズCクラシックをパス。照準をJCダート一本に絞ってきました。それにはわけがあります。同年内でパシフィッククラシックSと、JCダートを優勝すると100万ドルのボーナスがゲットできるからです。 父は生産界の至宝キングマンボ。大型馬でダイナミックなフットワーク。米国より広い東京は大歓迎です。日本に到着していきなり白井で好時計を計時。これは自国で熱心に調整してきた証し。そして、先行馬に願ってもない2番枠。力が入ります。
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レジャー 2007年11月23日 15時00分
JCダート 藤川京子は昇竜の勢いドラゴンファイヤーから
JCダートの今年の外国馬3頭は100万ドルのボーナスがかかっているスチューデントカウンシル含め、ジャパンC参戦馬よりも、ひと癖もふた癖もありそうで本気度も高い。日本馬は気を抜けない感じですが、ここは地の利があるドラゴンファイヤーの末脚にかけてみたいと思います。 500万から前走のシリウスSまで目下4連勝中の3歳馬。前走は一気の相手強化で試金石の一戦でしたが、1馬身差の快勝。直線では前があかずにヒヤッとしたものの、最後は馬群を縫うように強烈な伸び。その勝負根性は抜群です。速い時計にも対応可能だし、一戦ごとに力をつけているのは一目瞭然で、“爆脚”にも一層磨きがかかってきています。 全兄ナイキアースワークは昨年ユニコーンSを勝った素質馬。一族もダートのスペシャリストがそろい、底力はお墨付きです。昨年の覇者アロンダイトは3歳にして4連勝でここへ臨み、準オープン勝ちからの参戦でした。中間も順調そのもので、万全の態勢で古馬に挑戦状を叩きつけます。