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レジャー 2007年11月22日 15時00分
キャピタルS アベコーはグレイトジャーニー
秋の東京競馬のラストウイークは変則3日間開催。23日(金)のメーン「キャピタルS」(オープン 芝1600m)は先週のマイルCSから漏れたメンバーが中心とあり、なかなかレベルの高い組み合わせとなった。アベコーこと阿部幸太郎が注目したのは、富士Sで見せ場十分の5着に健闘した古豪グレイトジャーニー。先行激化必至の顔ぶれで自慢の末脚がさく裂する。 みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。 驚きました。今回のジャパンCの最大の目玉である凱旋門賞馬ディラントーマスが、日本に到着しているにもかかわらず、馬ウイルス性動脈炎の検査でパスできず、ジャパンCは取り止めの事態。母国のアイルランドを出発するときに、陰性、陽性の検査はできなかったものかと、首を傾げてしまいます。白井に着いたときの関係者コメントも馬はすごく元気だ、ということでしたが、何とも残念です。 さて、今週は金、土、日曜の変則3日間開催で頭の中は毎日が競馬。競馬ファン、馬券ファンにとっては堪えられない週末かもしれません。ぜひプラス決算になるように応援しています。 東京競馬、金曜日のメーンは「キャピタルS」です。オープンクラスによるマイル戦。このレースの最大のポイントは、流れ、展開です。珍しいくらいに逃げたい、主導権を取りたい、という同型馬が、ズラリとそろいました。ステキシンスケクンにヨイチサウス、ニシノデューにロードアルティマ、これにマイネルスケルツィも途中から加わるわけですから、どう考えてもハイペース必至の流れです。 で、狙いは差し、追い込み馬と見て、グレイトジャーニーとエアシェイディの追い込みです。なかでも馬券的に大いに妙味があるのがグレイトジャーニー。 好走をしてもほとんど人気とは無縁。それゆえ穴党は目を離せません。たとえば、前走の富士Sでも5着に敗れたとはいえ、ゴール前は馬体を並べて見せ場十分。出遅れて勝ち馬と0秒1差は立派です。 元来、夏に弱いタイプで、秋から春にかけてが稼ぎ時。また、マイル戦を中心に使われているように、距離の適性もバッチリです。マイル1分32秒4という持ちタイムもあり、良馬場で速い決着は望むところ。この馬の追い込みにかけます。 強敵は前記エアシェイディ。富士Sで直線大外から矢のような末脚。この脚が不気味です。
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レジャー 2007年11月22日 15時00分
キャピタルS(オープン 東京芝1600m 23日) 藤川京子 エアシェイディが連覇よ!
キャピタルSは◎エアシェイディが連覇を目指します。 昨年のこのレースを勝って以来、勝ち星を挙げていませんが、GIII、GIIで2着。0秒1、0秒2と差もわずかで、過去の分も含めると重賞2着はなんと5回。重賞制覇は時間の問題だろうし、古馬のオープンでは、すでに3勝していて、ここでは最有力候補です。 秋初戦の富士Sは4着でしたが、勝ち馬とは0秒1差。スタートで立ち遅れる不利がありながら、メンバー最速の上がり3F33秒4の脚で猛然と追いこんできたのは迫力十分でした。今回は1度使われて反応も行きっぷりも良くなってくることでしょう。実際に、直前の追い切りでは好タイムをマークし、叩き上昇をアピールしています。 勝ち味に遅い面はありますが、調子落ちしていた春の2戦と、3歳時に約9か月近い休み明けで臨んだセントライト記念6着以外は、掲示板を外していない超堅実派。さらに、東京は9戦して4勝、2着3回の7連対。パワーあふれる迫力のフットワークは長い直線でさらに生きてきます。
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レジャー 2007年11月22日 15時00分
キャピタルS(オープン 東京芝1600m 23日) 本紙・橋本はキンシャサノキセキを指名
未完の大器、キンシャサノキセキで今度こそ。 担当の小林調厩員は「夏を越して相当パワーアップしている。遅生まれ(9月24日)だし、これからどんどん良くなる」とプラスアルファを強調し、チャンスに虎視たんたん。 セントウルS3着は直後にスプリンターズSで2着したサンアディユが相手だから、決して悲観することはない。ここは、ステキシンスケクンを筆頭に、テンに速い馬がそろったのでスムーズに折り合いもつくはず。 折り合いさえつけば怖いものはない。差し脚がさく裂する。 復調なったシンボリグランとコース巧者のエアシェイディが相手。
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レジャー 2007年11月22日 15時00分
京阪杯(GIII 京都芝1200m 23日) 本紙・谷口は恵量53kgのカノヤザクラを狙い撃ち
最大のポイントはサンアディユの取捨。先週のマイルCSでは体調不安説が流れたダイワメジャーが連覇を決めたばかりだけに、体調不安=消しのノーマークといかないのは承知しているが、牝馬の57kgといえば男馬に換算すると59kg相当の酷量。「馬が硬くなってキャンターでもハミを抜け切れないから、疲れが取れない。最高だったセントウルSと比べると、ほど遠いデキ」と某関係者の裏情報も加味すれば、押さえの評価が妥当。 ◎はズバリ、橋口師が隣の席の音無師に向かって、「大型馬でも牝馬で仕上がり早や。打倒!サンアディユ!」を連呼する53kgの恵量カノヤザクラだ。
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レジャー 2007年11月22日 15時00分
浦和記念 ダイヤ快勝
「第28回彩の国浦和記念」(JpnII 2000m)は21日、浦和競馬場で行われ、武豊騎手騎乗のシーキングザダイヤ(牡6歳、栗東・森厩舎)が1番人気に応えて勝利。勝ち時計は2分9秒7(良)だった。 好スタートから先頭に立ったダイヤは、3角過ぎにいったん3番手まで下がったものの、直線で再び盛り返し、外から伸びてきたルースリンドの追撃をクビ差抑えてゴール。年齢的な衰えを口にする周囲の評価を一蹴してみせた。次走は年末の大一番「第53回東京大賞典」(JpnI 大井2000m 12月29日)を予定。 2着ルースリンド 今野忠騎手「もうちょっとペースが速ければ。最後は展開の差かな」 3着キングスゾーン 吉田稔騎手「いい競馬ができたと思うけど、勝った馬が強かった」
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レジャー 2007年11月22日 15時00分
ジャパンカップダート座談会
秋のGIシリーズもいよいよ大詰め。今週は世界の強豪が東京競馬場に集結するジャパンカップウイークを迎える。今年はジャパンカップに4頭、ジャパンカップダートには3頭の強力外国馬が参戦、例年以上に見ごたえのある戦いが期待される。2日間にわたってお送りする恒例のビッグ座談会「最強 うま!うま! バトルロワイヤル」。今年のメンバーは穴のアベコーこと阿部幸太郎氏、海外競馬評論家・合田直弘氏、元ジョッキーの谷中公一助手、理論派・飯田正美氏に本紙・橋本千春記者で、司会は藤川京子さんでお送りする。まずは24日のジャパンカップダートからスタート。 藤川 秋のGIシリーズも佳境に入ってきて、今週はジャパンカップダートとジャパンカップ。まず、今年は外国馬3頭が参戦のJCダートから皆さんの話をうかがいたいと思います。その前に、皆さんの思い出をお聞きしたいと思います。 橋本 JCダートは歴史が浅いこともあって、強烈なインパクトがないんです。7回やって日本馬が6勝。それほど強い外国馬は来日してないということなんでしょうか。馬券も取ったっていう記憶はないですね。 藤川 じゃあ、思い出が薄いということ? 橋本 全体の印象として日本馬が強いということかな。 藤川 なるほど。飯田さんの思い出は? 飯田 4年目ですが、フリートストリートダンサーでしたっけ?印では対抗にしたんですけどね。アドマイヤドンが本命でしたが、まあ、半信半疑のところがありましたね。アメリカでは大した成績をあげていないのに、アドマイヤドンを負かして勝った。このクラスで勝ったんだから、アメリカの本当に強い馬は本当に強い競馬をしてくれると思いました。 藤川 それではアベコーさん。 アベコー ダートはアメリカが強いって飯田ちゃんが言ったけど、合田さんが絶対に負けないって言った馬でも負けてしまったことがあったよね。なんでしたっけ? 合田 リドパレスです。 アベコー そう、リドパレス。合田さんが絶対に負けないって言った馬が負けたのを見た時、僕もああーって。世界のトップを走ってる馬でも負けちゃうんだあ…って。 藤川 やっぱり、アメリカとはダートの質に違いはあるんですかね? 谷中 合田さんは向こうの競馬を見ていらっしゃるけど、砂の質ってどうなんですかねえ 乗ってる方でも気になるんですよ。 合田 全然、違います。これまでアメリカでの実績が反映されていないのは砂の質がまったく違うからだと思います。 谷中 騎手が浴びる砂は向こうでは泥みたいな感じ。日本は砂っていう感じですけど。 合田 アメリカのダートは雨が降ると時計がかかっちゃうんですよ。走りにくくなる。 谷中 日本の砂の質はわかるんですけど、外国のは違いますから。聞いた話ですけども、向こうはすごく力が必要だといいます。 アベコー じゃあ、日本のダートは軽いってことかな。リドパレスが負けた要因は体調もあったのかなあ。 合田 その両方だと思います。 藤川 アベコーさんはリドパレスを買ったんですか? アベコー 合田さんに買わなきゃだめだよーっていわれて(笑)。リドパレスがどこまでやれるのかを見たかったんだけど、結果はあれーって。合田のヤロー、どこみてんだって(笑) 合田 JCダートの一番の思い出が、合田このヤローですか?(笑) アベコー まあ、次はリドパレスの張本人、合田さん。 合田 デットーリのイーグルカフェ。後方一気しかできない馬が道中で折り合っていたじゃないですか。こいつ、すごいなって思いました。 藤川 それだけデットーリ騎手は違うんですかね? 谷中 もうすごいというか、マネできないですね。もう動物なんですよ、彼は。彼の感覚というか、すべてが馬と合っちゃうんです。 合田 あの人のひじの動き方とか見てると変ですよね。 谷中 そう、違うんですよ。デットーリの体の関節、筋肉の動きというのは同じジョッキーの中でも次元が違うんですよ。 飯田 あれをマネしようとしてもできない? 谷中 できないですよ。僕もJCダートの思い出といったらデットーリなんですけど、馬ではフリートストリートダンサー。道悪でアドマイヤドンを差し返したんですよ。あのコート騎手の乗り方もすごかった。 飯田 最後に藤川さん。 藤川 やっぱりクロフネです。圧倒的な強さでした。 アベコ 馬なりで7馬身。 谷中 馬なりでGIを勝ってみたいですね。よっぽど気持ちいいんでしょうね。時計もすごかった。 アベコー まあ、ダートで走る馬はある程度、芝でも走らなきゃね。 飯田 クロフネも最初は芝で活躍してましたからね。 谷中 過去に遡ればホクトベガもね。 藤川 さて、外国から今年は3頭参戦ということで、合田さんに解説を頂きます。 合田 スチューデントカウンシルっていうアメリカ馬が、これまできた馬とは使われてきた過程が違うんですよ。以前は芝、ダートしかなかったけど、今は人工馬場(ポリトラック)が導入され、そこで出世した馬なんですよ。過去にきた馬とは違うんで、見直してみたいと思うんです。この夏から強くなったんですよ。人工馬場で初めてGIを勝った馬です。で、なおかつ前走GII勝ちの競馬場は日本に似た砂といわれてるんですよ。馬はフリートストリートダンサーに似て、でかいんですよね。この馬で今年こそはと。 飯田 パシフィックを制してるから、ジャパンカップダート勝ったら100万ドルが贈られますよね。 合田 あとの2頭なんですけど、過去ヨーロッパからきた馬は2ケタ着順なんですよね。しかし、この2頭は過去にきたヨーロッパ馬とは違い2頭ともドバイに行って勝っている。だから今までよりかはレベルが高いと思います。 藤川 ドバイですか! 合田 ジャックサリヴァンはドバイワールドカップで4着でしたが、その時の6着がアジュディミツオーなんです。 藤川 この2頭を比べるとどちらが強いですかね 合田 ダートではジャックサリヴァンです。馬インフルエンザの影響で検疫が白井ではなく関西の三木になるかもしれないということになった。三木なら辞退するという陣営が続出する中、ジャックサリヴァン陣営は三木でも絶対に日本に行くといってたんです。それだけ自信があると。 藤川 3頭の中で一番時計を持っている馬は? 合田 キャンディデートです。この馬、先行馬なんで自分で競馬つくれますね。 藤川 逃げるっていうことですか? 合田 行きます。逃げることが多いです。今年ハナを切りそうな馬、あんまりいないんで。 藤川 それでは展望の方へ。 橋本 合田さんの話を聞いてスチューデントが気になったんだけど、惑星、新星という意味ではドラゴンファイヤー。確実に追い込んで勝ち切るし、4連勝中。実績とか格では落ちるけど、力をつけている。 アベコー レベル的には今年の日本馬は低いよね? 飯田 ヴァーミリアンをどう評価するか。この馬も芝で勝ってるし、JBCもデキが悪いと思ったけど、直線突き抜けたのを見ると、去年より状態はいい。 アベコー ヴァーミリアンは前走2分4秒8で勝ってるけど、大外回ってコースロスをうけたサンライズバッカスやブルーコンコルドの帝王賞のタイムの方が速いことから、ヴァーミリアン絶対説はないかなと思うよ。 谷中 ブルーコンコルドは何か物足りない。本当に強い馬なんですけど。 飯田 僕はメイショウトウコンが気になる。 橋本 前走は圧勝ですからね。 飯田 あとドラゴンファイヤーにも注目している。休み明けでも走るし、上位にきてもおかしくない。 藤川 ドラゴンファイヤーは怖いですね。 谷中 フリオーソの評価はどうでしょう? 藤川 内田博ジョッキーが乗りますけど。 アベコー ダメでしょう。3歳ならケタ違いじゃないと。3歳世代は牡馬は弱いでしょ。牝馬は強いけど。だからサンライズバッカスだね。 藤川 東京は強いですよね。フェブラリーSを勝ちましたから。 アベコー JBCは大外回って3着。それに絶好調のアンカツが乗るでしょう。 谷中 きたらGI3連勝だしなあ。 飯田 サンライズバッカスは前走も前々走もデキが良くなくて、今回も相当変わってこないと…。 藤川 雨降ったら、どの馬ですか。 谷中 スチューデントなんか強いんじゃないかな。 橋本 合田さん、スチューデントは大丈夫? 合田 乾いてほしいと思う。 藤川 ペースの方はどうなりますかね。 アベコー あわてて行きそうな馬はいないよな。 谷中 スチューデントの騎手はどういう人? 合田 アメリカ屈指の頭脳派で、アメリカの騎手の中でただ一人シェイクスピアを全部読んでます(笑) 谷中 僕は漫画しかよんでなかったですよ(笑) 藤川 今年乗れるとしたら、どの馬に乗りたいですか? 谷中 ずっといってるスチューデントかな。気になってしょうがないです。 藤川 フサイチホウオーに関しては? アベコー フサイチホウオーはペリエが乗りますからね。 橋本 いきなりGIはきついんじゃないかな。 藤川 荒れそうですかね。まとめを。 アベコー 地の利がある日本馬が有利だと思うけど、外国馬も差はない。馬インフルエンザがあったから海外からはこないと思っていたけれど、それでもくるというのは自信があるからだと思う。 飯田 例年ならヨーロッパからくる馬は無条件に消しでしたけど、今年はそうもいかないですかね。
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スポーツ 2007年11月22日 15時00分
サッカー U-22日本代表が北京五輪出場。しかし、本番ではリストラ組が現れる!?
2008年の北京五輪を目指すサッカーU-22日本代表が21日、東京・国立競技場でアジア最終予選のサウジアラビア戦に臨み、スコアレスドローで4大会連続となる五輪出場を決めた。なんとか五輪出場を得た反町ジャパンだが、早くも再選考で大ナタが振るわれることが判明。新規招集組とリストラ組に明暗がクッキリ分かれるという。 キックオフ直後からサウジにゴール前を脅かされた。前半だけで7本のシュートを被弾。中盤でパスカットされ、再三ピンチを招いた。それでも後半6分にはFW李忠成と岡崎慎司の2トップが立て続けにDFラインを突破。だが、この決定機をものにできず、最後は堅守でサウジの猛攻を必死にしのいだ。 なんとかスコアレスドローで4大会連続8回目となる五輪出場権をつかんだイレブンだが、決してウカウカしてはいられない状況となっている。本大会の指揮を執ることが決定した反町康治監督がすぐさま五輪本番に向けてさらなる再選考をかけ、テコ入れする方針を示したからだ。 ある代表関係者が明かす。「最終選考で李の2得点のみに終わったFW陣の組閣は必至。すでに下の世代の伊藤翔と森本貴幸の海外組2名については視察する意向があるようです。逆に再選考となれば特別扱いだった平山(相太)でも最終メンバーに残るのは危うい」。 五輪出場を決めた反町ジャパン。すでに動き出した最終メンバー選考の行方はどうなるのだろうか。
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スポーツ 2007年11月22日 15時00分
やれんのか!大晦日!2007 “PRIDE”が大みそかにさいたまSAで“一夜限りの復活祭”を開催
旧PIRDEスタッフが21日、さいたまスーパーアリーナのコミュニティアリーナで会見し「やれんのか!大晦日!2007 Supported by M-1 GLOBAL」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の開催を発表。同イベントには第2代PRIDEヘビー級王者のエメリヤーエンコ・ヒョードルの参戦も正式決定し、“一夜限りのPRIDE復活祭”が行われることになった。 ことし3月27日に六本木ヒルズで行われたUFCとの業務提携会見、そしてドリーム・ステージ・エンターテインメント(DSE)主催としての最終興行となった4月8日の「PRIDE・34」からおよそ8カ月、止まったままになっていた時間がついに動き出した。 この日の会見には元DSE広報局局長だった笹原圭一氏、PRIDE武士道の広報としても活躍したDEEPの佐伯繁代表をはじめ、リングアナウンサーのケイ・グラント氏、太田真一郎氏、レニー・ハート氏、さらに元PRIDEガール、演出、制作チームとしてPRIDEを影で支えてきた舞台裏のスタッフが集結し「やれんのか!大晦日!2007実行委員会」としてイベントを運営することを発表した。 笹原氏はPRIDE生誕の日でもある10月11日に1000人を超える署名をPRIDE復活を望むファンから受け取ったエピソードを交えながら「スタッフ、選手、ファンも変わらぬ想いがある」とし「全身全霊、四肢が震えるほどのイベントにしたい」と声を詰まらせながらも熱い思いを吐露した。 また、PRIDE特有の試合前のスキッド映像などを手掛ける佐藤大輔氏も「これで最後だろうとしみったれた葬式にするつもりはない。最後まで泣かせてアオッて映像をお届けする」とこれまでと変わらぬ恒例の大みそかイベントを復活させることを宣言した。 ただ、今回のイベントはあくまで単発的なもので「とにかく“あのイベント”を中途半端に終わらせたくない。ピリオドというか、けじめをつける」とし、今後については「まず今回の大会を成功させることが先決」(笹原氏)と明言を避けた。 PRIDE統括本部長だった高田延彦氏も再びやれんのか!統括本部長として“参戦”する。「あの熱に負けないものをやれんのか、と。私はやれると確信した」とした上で「PRIDEの空間を凌駕するようなイベントにする」と意気込んだ。 参戦選手としては桜井“マッハ”速人、青木真也、川尻達也、石田光洋が会見に出席。出場予定選手として三崎和雄、長谷川秀彦、ヨアキム・ハンセン、ヒカルド・アローナ、ギルバート・メレンデス、ルイス・アゼレートも発表された。 現在「PRIDE」の名称は、DSEからPRIDEの運営権などを譲渡されたUFCオーナーでもあるロレンゾ・フィティータ氏ならびにPRIDE FCワールドワイドが所有しており使用できないため「やれんのか!」のイベント名となったという。また「実行委員に欠けているのは大会をプロモートする力」(笹原氏)ということから、来年2月に米国で旗揚げするM-1グローバルの協力を得て開催される。 そのM-1グローバルからは“60億分の一の男”エメリヤーエンコ・ヒョードルの参戦が正式決定。ヒョードルは「長いブレイクがあったが、また日本に来られてうれしい。世界一熱い人々とまた仕事ができてうれしい」と“あの頃と変わらぬPRIDE”との再会に笑顔をのぞかせていた。 止まっていた時計がいよいよ動き出した“最後のPRIDE”が、誕生から10年目の大みそかに伝説になりそうだ。
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スポーツ 2007年11月22日 15時00分
やれんのか!大晦日!2007 ヒョードルの対戦相手は? ホンマン? 吉田?
気になるヒョードルの対戦相手について笹原氏は「来週以降の発表になる」と明言を避けた。ただ、早くも様々な憶測が飛び交っている。 会見に先立って米総合格闘技情報サイトの「MMAウィークリー」ではヒョードルの相手として、K-1などで活躍している“韓流第巨人”チェ・ホンマンの名が浮上した。ただ、ホンマンは12月8日に「K-1ワールドGP」を控えている身。さらに「やれんのか!」のライバルイベントとなる「Dynamite!」への参戦が確実視されているだけに、にわかには信じ難い情報だが…。 また、吉田秀彦、藤田和之の日本人ヘビー級2大選手のヒョードル戦実現について笹原氏は「2人とも日本を代表する選手なので気軽には声をかけられない。2人を迎える準備が整えば」とした。 ヒョードルは「最強と呼ばれる相手、お客さんの心に刻まれるような相手と戦いたい」。“一夜限りのPRIDE復活祭”の成功の鍵を握っているといっても過言ではないヒョードルの対戦相手は一体誰になるのか。
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スポーツ 2007年11月22日 15時00分
全日本プロレス IVMのTARUが最強タッグ優勝、西村修の首を手土産に恐ろしき世界戦略を告白
全日本プロレス最凶ヒール軍団インターナショナル・ブードゥ・マーダーズ(IVM)の首領TARUが21日、都内で緊急会見を開いた。西村修の抹殺、さらにIVMの世界戦略まで恐るべき陰謀の数々を赤裸々に告白した。 世界に羽ばたく軍団を目指し、さらなる戦力拡大を目論んだものの、西村の獲得に失敗したTARU。しかし、不安など毛頭ない。今はゾディアックがいる。TARUは「コイツはマイク・タイソンばりに耳を引きちぎったり、パンツの下にはいろんな武器を仕込んどる。ホンマモンの“殺人鬼”や」とニヤリ。「ゾディアックでたたき潰したる」と不気味な笑みをたたえながら、IVMになびかなかった西村を制裁するつもりでいるようだ。 すべては全日プロ制圧、そして、その先に見据える世界戦略のため。「小島(聡)、諏訪魔を(最強タッグで)優勝させて、コイツと一緒にアメリカに行く」と野望を明かし「来年以降、新たな“怪物”も投入する」と不気味な予告まで放った。 殺りく兵器使用で全日マットを破壊する心積もりのTARUは、早くも優勝後の青写真まで描いている。