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その他 2007年11月15日 15時00分
GIII花月園開設記念菊花賞典レース キャンペーンガールがナイガイ来訪
11月22日から25日までの4日間にわたり花月園競輪場で開催される「開設57周年記念『菊花賞典レース』(GIII)」のPRのため、関係者とキャンペーンガール(飯田陽子さん(左)と愛甲美加さん)=写真=が14日、東京・中央区の本社を訪れた。 山崎芳仁、村上義弘、有坂直樹、山田裕仁らGI級の豪華メンバーが勢揃いし、白熱した戦いが期待できそうだ。 神奈川県競輪組合の大山事業課長は「本当に良いメンバーが集まりました。私たちもがんばらなければ…と身が引き締まる思いです。日程的にも3連休と大変恵まれました。何とか目標の95億円をクリアするよう本場を盛り上げます」と力強く語った。 なお、開催期間中の初日と3日目には、地元選手が直接ファンにオリジナルグッズをプレゼントするなど楽しいイベントもたくさん用意されている。 今回の開設記念は全国40の競輪場のほか、49カ所の専用場外(サテライトなど)で場外発売される。
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レジャー 2007年11月15日 15時00分
平和賞 伏兵ノースダンデーが逃げ切りV
14日、船橋競馬場で行われた「第53回平和賞」(SIII 1600m)は、左海誠騎手騎乗の6番人気ノースダンデー(牡2歳、船橋・林正人厩舎)がクビ差で逃げ切りV。勝ち時計は1分42秒1(稍重)だった。レースは押し出されるようにハナへ。思い描いた位置取りとは違ったものの、巧みなペース配分で最後の粘りにつなげた。 「距離はマイルまでかなと思っていたけど、今日の競馬ならもう少し延びても大丈夫そう。来春になると、レースも距離が延びてくるからね」と林正師。来年のクラシックへの展望も開けた勝利だった。 なお、この日の勝利で「第58回全日本2歳優駿」(JpnI 川崎1600m 12月19日)への切符を手に入れたが、次走については、まだ未定となっている。2着ドリームスカイ 今野忠騎手「3角でペースが速くなったときについて行ければよかったけど…。レース自体は上手な馬だね」3着バルバンクール 内田博騎手「いったん、先頭に立って伸びるかと思ったけど、少しモタモタしていた」4着オーラガイア 石崎隆騎手「追い込んではきたけど、もう少し力をつけないと…」
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レジャー 2007年11月15日 15時00分
マイルCS追い切り 上がり馬スーパーホーネットが絶好調アピール
ついに見えた。地道に力をつけ続けたスーパーホーネットが、「第24回マイルCS」(GI 京都芝1600m 11月18日)でGI制覇に挑む。15日に行われた追い切りでは、目イチ勝負を漂わせる気迫の走り。開業初のビッグタイトル奪取に矢作師も燃えている。 オープン特別を4勝。こつこつと力をつけ続けたスーパーホーネットが、いよいよGI制覇に挑戦する。 2歳時には朝日杯FSで2着があるものの、今年の春の安田記念は11着に完敗。超一流では力不足を露呈したが、この秋は馬が変わったのかと思わせるほどの充実ぶりだ。 それを強く印象づけたのが、重賞初Vとなった前走のスワンSだった。道中は後方から2番手。3角をすぎてもまだ14番手ととても届きそうにないポジションだったが、そこから3F33秒9の豪脚で差し切った。 「スワンSはスプリンターの活躍が目立つレース。そのあたりが心配だったんだけど、あれだけの脚を使ってくれた。力をつけている証拠でしょう」と矢作師もうなずいた。 この秋は破竹の2連勝。師も「実が入ってどんどん馬が良くなっている」と笑みを浮かる一方で、「前走はあくまで前哨戦の気持ちだったから、直前のケイコも抑え気味だった。その点、今回はビッシリやった。上積みを期待できるよ」と本番へ向けての仕上げに抜かりはない。 <3011>の京都はベストの舞台。「千六の方が競馬をしやすいし、何より長距離輸送のない関西圏が合っている。ジョッキーも自信を持って乗ってくれているし、本当に楽しみ」 抜けた馬のいない大混戦。雑草根性で頂点を目指す。 【最終追いVTR】DWコースでタカオセンチュリー(古馬1000万)を5馬身後方から追走。道中はジッと折り合いをつけて我慢。4角手前から徐々にピッチを上げていった。直線入り口で馬体を併せると最後の叩き合いではこの馬らしいシャープな伸び。1馬身先着でフィニッシュを飾った。
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レジャー 2007年11月15日 15時00分
マイルCS(GI 京都芝1600m 18日) 本紙・橋本記者がマイネルシーガル陣営を直撃!
−−まず、追い切りの感想をお願いします。 国枝師「前の2頭が思ったより動いたので時計は速くなったが、リズム良く走っていた。先週に続きいい動きだったので満足している」 −−京成杯AHで悲願の初重賞制覇を達成しました。 国枝師「それまで、善戦はするが、なかなか勝てない歯がゆいレースが続いていたので、乗り役(後藤騎手)と、『強気に(勝ちに)行こう』と話していた。最後は、接戦になったが、よくしのいでくれた」 −−春に比べてどこが変わりましたか。 国枝師「ひと夏を越して、古馬のように風格が出てきた」 −−初めての京都コースについては。 国枝師「利口な馬だから、平常心を失うことはないでしょう。長距離輸送も、北海道(牧場)まで何度も経験しているから大丈夫」 −−親子制覇の期待がかかります。 国枝師「父のゼンノエルシド(2001年優勝)から、豊かなスピードを受け継いだ。性格も穏やかでレースはしやすい。親子制覇を達成して、父親の名を高めたいね」 −−意気込みをお願いします。 国枝師「相手は百戦錬磨の古馬。手強いけど、前走のような位置取りでリズム良く走れれば、チャンスはあると思っている」 −−もう一頭のピンクカメオについても、聞かせてください。 国枝師「秋の2戦とも有力馬がスローペースに持ち込む厳しい展開を強いられた。でも、今度はベストのマイル戦。相手は古馬の牡馬で、楽な競馬はさせてもらえないと思うが、NHKマイルCを勝った時のように、終いを生かせれば楽しみはある。応援してください」
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レジャー 2007年11月15日 15時00分
関東馬の起爆剤となるか 美浦トレセン「ニューポリトラック馬場」開場
JRA美浦トレーニングセンターに16日から開場する新調教コース「ニューポリトラック馬場」の試乗会が14日、行われた。 ニューポリトラック馬場は電線被服材、ポリエステル不織布、ポリウレタン繊維、硅砂、ワックス等を混合した物を敷き詰めたコースで、排水性が高く、降雨による馬場の悪化が少ない全天候型。クッション性に優れ、かつグリップ力があるため、滑りにくく、均一性の高い馬場とされる。 実際に試乗した田中勝騎手は「クッションが良く、馬の脚にやさしい馬場だね」と好感触を得た様子。また、元騎手の岡部幸雄アドバイザーは「馬の蹴り上げたものが飛んでこないので、馬の後ろにつけるケイコに良さそう。より実戦に近い調教ができる。今、世界の競馬はこの流れだから」と話していた。 西高東低といわれて久しい関東馬の起爆剤になるか、注目される。
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レジャー 2007年11月15日 15時00分
古賀正俊の当たり馬券直行便 レース中に起こる不慮のアクシデント 鼻出血と心房細動
今回はレース中の不慮のアクシデントについて書いてみます。近走の成績、調教状態、厩舎のコメントなどを新聞等でじっくり吟味、検討し、自信を持って馬券を買った馬がまったく走らなかったという経験があるファンは多いと思います。 馬は肺で呼吸し、心臓で走ります。レース中の呼吸に関するアクシデントに鼻出血があります。これには2通りあって、(1)鼻の粘膜にある毛細血管が切れて出血するもの(ゲートの扉などに鼻をぶつけるなど、外傷性のものが多い)(2)肺の中の毛細血管が破れて出血するもの(運動誘発性肺出血といわれ、一定期間出走停止になる。肺充血等で起こると重病です)。どちらにしても、レース中に鼻出血を起こすと、呼吸困難になり、急激にスピードが落ちてまったく走れなくなります。 レース中、心臓に多いアクシデントは心房細動です。心臓発作のひとつで、それまで正常だった心臓の一部(心房)が急に痙攣(けいれん)するために起こります。心臓からの血液が全身に効率的に送れなくなり、筋肉が酸欠状態になって走れなくなります。重症の場合は死ぬこともありますが、多くは自然に回復します。また、痙攣を取る薬もあります。心房細動を起こした馬が次に出走する場合はJRAで検査が行われます。 このほかにレース中に脚部に異常を発症して大敗する場合や、フケ、出遅れなど、いろいろなケースがあります。詳しくは次回に。
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レジャー 2007年11月15日 15時00分
今週の有力新馬(東京)
5日目の芝1400m戦(牝馬限定)に陣営が自信を持って送り出すのがドナヴィラージュ(父ブライアンズタイム、母ローレルポラリス=美浦・鈴木伸厩舎)。 7日には坂路800m50秒0の好時計、今週(14日)も50秒8→37秒6→12秒7をマーク。キビキビした動きで好気配を見せている。鈴木伸師も「ここまで順調にきている。430kgぐらいだけど、カイバも良く食べているよ」と状態の良さに思わずニンマリだ。 「軽い走りで芝向き。ゲートも問題ない。先々はマイルあたりを中心に」と師はすでに新馬戦の後のことを頭に描いている。鞍上には横山典騎手を予定。 5日目のダ1400m戦はソーマジック(牝、父シンボリクリスエス、母スーア=美浦・田村厩舎)の仕上がりの良さが目立つ。 14日の追い切りでは抑え切れないほどの手応えで坂路800m50秒7→37秒8→13秒3をマーク。「順調に乗り込めた。ゲートが速くて、ダートも合っている。併せると闘争心をむき出しにして走るから、そういう面がいい方に出れば」と田中助手も初戦から力が入っている。
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レジャー 2007年11月15日 15時00分
今週の有力新馬(京都)
確勝級が6日目の芝2000m戦のゴールデンガッツ(牡、父アグネスタキオン=栗東・加用厩舎)だ。母ゴールデンジャックは1994年のオークス2着馬で、半兄には重賞を3勝したサイドワインダーなどがいる。 「先週、新馬勝ちしたマルブツキングよりもスケールが大きくて、いい走りをする。血統的にも期待しているので初戦から勝ち負けだろう」と蓮見助手。福永騎手を背にデビュー予定だ。 5日目の芝1200m戦ではヤマノボンディール(牝、父ダンスインザダーク=栗東・領家厩舎)が、評判の一頭だ。母は南関東の3冠馬ロジータで、兄は2002年の交流GI・帝王賞、03年の川崎記念を制したカネツフルーヴだ。 「全体に緩い面があるけど、素質馬らしい柔らかい背中をしている。うまく成長すれば上でも活躍できる」と松田助手。武豊騎手を背に初戦突破を狙う。
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レジャー 2007年11月14日 15時00分
マイルCS追い切り スズカフェニックスが反撃ののろし
極上の切れ味を見せつける。「第24回マイルCS」(GI 京都芝1600m 18日)の追い切りが14日に行われ、スズカフェニックスが復調を印象づけた。前走のスプリンターズSは馬インフルエンザ騒動の影響で調整不足。9着もやむなしの状態だったが、ひと叩きで一変気配が漂っている。高松宮記念に続く2つ目のGIへ、態勢が整った。 まるでワックスを塗りこまれたように、栗色の馬体は光沢を放っている。これぞ、一変。スズカフェニックスが文句なしの状態に仕上がった。 「前走は馬インフルエンザ騒動の影響で調整が狂いましたから。しかも、中山のひどい馬場ではあの結果も仕方ありません」橋田師がそう振り返ったのは9着に終わったスプリンターズSだ。 帰厩日が2週間も遅れてしまい、加えて予定していた毎日王冠から1週早めてスプリンターズSに出走した。 不良馬場の激戦。誤算が重なった余波は、レース後まで残った。「疲れが出てしまいました。立ち直るまで時間がかかりましたね」しかし、そこはGIで数々の修羅場をくぐってきた橋田厩舎だ。丹念な疲労回復と乗り込みを続け、「先週あたりからようやく復調してきました」と手応えをつかんでいる。 その感触はケイコの動きからも伝わってくる。7日の1週前追い切りは栗東坂路で800mを50秒3。もともと調教駆けするタイプとはいえ、時計の掛かる馬場状態のなか超抜の走りだった。 春は1200mの高松宮記念を快勝したが、本来、ベストは1600m。特に3角の下りから一気にスパートできる京都の外回りは合っている。 しかも、父のサンデーサイレンスは目下、このマイルCSを4連勝中。偉大な父から受け継いだ極上の切れ味を発揮するにはこの上ない条件といっていい。 「今年の秋はここを目標にしてきました。前回より体が増えていいムードになっているし、マイルもベスト。今度はこの馬の力を見せたい」と橋田師は力強く言い切った。 鞍上は武豊。数々のGIを勝ちまくり、先日も天皇賞秋をメイショウサムソンで勝ったばかり。しかしマイルCSだけはまだ勝っていない。今年こそ嫌なジンクスを打ち破る。パートナーはその準備を整えた。 【最終追いVTR】鞍上には武豊騎手。前半から行きたがる馬をなだめて道中はジッと我慢。ラスト1Fで鞍上が手綱を緩めると、自らハミを取ってシャープに伸びた。最後は手綱を抑える余裕がありながら51秒4の好時計をマークした。
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スポーツ 2007年11月14日 15時00分
売り込み必死の古田
予想外の「オファーなし」。一番びっくりしているのは古田敦也前監督本人だろう。ヤクルトを退団した後、ほとんど見かけることがない。先ごろテレビ朝日開局50周年記念特番「野球北京五輪アジア地区最終予選」(12月1〜3日)の特別解説に決定したが、これはあくまで単発の仕事。焦っているのは事実で、可能性のある球団に積極的に“監督売り込み”をしているようである。 「退団後はあちこちから声がかかる、と古田本人は思っていたはず。ところが現実はその反対。かなりショックを受けているようです」と、古田ヤクルトを取材した担当記者は近況を語る。 ヤクルト球団も「予想外の出来事」「(古田は)プライドが高い男だけにショックだろう」と首をかしげたり同情したり。 事情通が注目すべき情報を明かす。 「古田はソフトバンクの監督になるという話が進んでいたといいます。古田はソフトバンクのトップである孫氏と何回か会っているというんですね。孫氏は王監督の後任にと考えていたようです」 ソフトバンクは王貞治監督が勇退した後、秋山幸二コーチというのが既定路線と言われてきた。王監督も秋山コーチも、またフロント関係者もそう考えていた。ところが現実はそうとも言い切れないような状況もある。 「王の後は秋山というのはダイエー時代の話。亡くなった球団首脳の根本幹夫さんが敷いた路線だ。ソフトバンクに経営が移譲したのだからダイエー時代の話は白紙でしょう。孫オーナーの頭の中には、秋山監督構想はあまりないのではないか」と見るのはホークスOBの一人。 実は、球団内部では「王監督は今季限りで秋山監督に禅譲」と言われていた。だから王監督が「続投する」と言ったときは驚き「何があったのだ」との声が上がった。シーズン終了後、孫オーナーは「体調が続く限り、来季も王監督にお願いしたい」と、監督については王監督に一任し、それを受けて王監督が態度を決めたいきさつがある。 「王監督が孫・古田の関係を察知したのではないか。王監督にすれば、古田が来れば二軍から引き上げた秋山に顔向けができない。秋山を一軍コーチに上げたのは監督業の勉強のためだった。それなら自分が続投して古田監督を阻止、秋山の芽を残すという手段に出たのだと思う。いかにも王監督らしい筋を通す話だ」とベテラン記者は推測する。 その通りだとすると、古田氏は華麗なる転身が夢に終わったことになる。振り返ってみると、ヤクルトは退団声明を出した古田氏を引き留めようとはしなかった。あれほど人気のあったスターを「ご苦労さん」のひと言で縁を切ったのは、よく考えてみればおかしな話である。 「ヤクルトは古田がソフトバンクとコンタクトを取っているという情報をつかんでいたのかも知れない。だから簡単に放り出したとしか思えない」(担当記者) 古田氏が焦っているのは想像に難くない。「セ、パに限らずあちこちの球団に売り込んでいる、というウワサが流れていましたよ」(ベテラン記者)。 プロ野球労組・選手会長として史上初のストライキを指揮し、プレーイングマネージャーとして采配を振るった颯爽とした姿は、残念ながらどこにもない。 いろいろな情報が流れており「楽天の野村監督に頭を下げて入閣を頼んだが拒絶された」「巨人の参謀にと売り込んだ」などという生々しい話もあるほど。そういう意味ではまだ注目の古田氏なのだが、球界の中では“過去の人”になってしまったかのようである。 「古田は監督のセンスがない。監督と選手の二足のワラジを履くことになったとき、楽天の野村監督が自分の経験から、参謀を置け、と忠告したのを無視した。自分はなんでもできる、というオゴリがあっただけの話」と監督経験のある評論家。 ユニホーム脱げばタダの人、という見本のようだと言い放つのだが…。