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スポーツ 2007年11月07日 15時00分
ハッスル HGが棚橋弘至に大みそか参戦オファーもそこには障壁が
ハッスル(H)軍のエースHG、と新日本プロレスIWGPヘビー級王者の棚橋弘至が6日、都内のサムライTVで対談。25日にサップ戦を控えるHGがドンデモ2大秘策を吐露した。さらには対談した棚橋には大みそかのハッスル参戦をオファー。自ら直談判で出場を要請したのだが、両者には何やら越えられない障壁があるようで…。 大学の学生プロレス時代にHGが同志社プロレス同盟、棚橋が立命館プロレス同好会で活動していたことから、もともと接点があった2人。この日はプロレス格闘技専門チャンネルのサムライTV「Versus#17」(18日午後10時から一時間番組で放送)の収録でH軍と新日プロの両エース対談が実現した。 番組では学生プロレス時代にHGの引退試合で棚橋が勝利したことなどを振り返り、昔話に花を咲かせて終始和やかムード。さらに25日に行われる「ハッスル・マニア2007」(横浜アリーナ)でボブ・サップとのシングル戦を控えるHGが、かつてサップ戦を経験している棚橋に秘策を尋ねる一幕もあった。 棚橋との談笑後にHGはサップ戦について「試合中ホントにやばくなったらアーネスト、フォーッ!ストって叫んで心理戦に訴えてやるっ」「出さずじまいのムーンサルトペ○スを使おうかなって思ってまーす」などと、トンデモ2大秘策を明らかにした。 サップ戦を経験した棚橋と再会したことで不安も解消し、実りある対談となったHGはじょう舌そのもの。不意をついて棚橋には「大みそかに、バッチ来ーい、してもらいたい」といきなり「大みそかハッスル祭り2007」への参戦要求だ。 続けざまに「棚橋選手はハッスル向き。大みそかに、もし試合をやればワタクシも1・4行っちゃいますよ」と甘いセリフで勧誘を続けた。だが、この要請に棚橋は「プロレスだからわからないですけど」としながらも「選択肢としてない」ときっぱり拒否。ご丁寧にも「ボクは意外と新日本にいちずな男なので」と重ね重ね参戦を突っぱねた。 「本人が乗り気じゃないのと1・4前にケガされたらってことを考えれば、今回はタイミングが悪いですよね。放送するテレビ局が一緒なら多少のリスクはあってもやる可能性はあるでしょうけど…。今回は大みそかがテレビ東京で年明けがテレビ朝日ですからね」とはテレビ関係者。 棚橋の大みそかハッスル参戦の線は薄いが、両団体とも国交が断絶しているわけではないだけに、近い将来に両雄がどこかで交わる可能性はゼロではないだろう。(写真=棚橋にサップ攻略法の伝授、大みそか参戦を画策したHG(左)だが不発…。大一番を前に暗雲が立ち込め始めた=6日、都内のNCVスタジオ)
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スポーツ 2007年11月07日 15時00分
キックボクシング 天才中学生キックボクサー藤鬥嘩裟(ふじ・つかさ)がトーナメント制覇に向けて必殺技投入を予告
9日の「キックボクシングJ-ネットワーク フライ級王座決定ワンデイトーナメント」(後楽園ホール)に出場する“魔裟斗2世”藤鬥嘩裟(ふじ・つかさ)が6日、都内で会見。史上最年少王者に向け、唯一無二の必殺技“4Gキック”の投入を予告した。 9月16日のディファ有明大会で、ノッパチャイ・ラッタナオンにTKO負けし、プロ6戦目で初黒星を喫した鬥嘩裟だが、「反省し、会長の言うことを聞いて練習しました」と落ち着き払った表情で試合を振り返る。 加藤重夫会長も「(5連勝で)本人もちょっと天狗になってました」とし、試合の翌日から1日も休まず練習。その結果、下半身はバンタム、フェザー級に負けないまでに鍛え上げられているという。よほど自信があるのか、加藤会長が「日本人だったら前蹴りだけで十分KOできる」とすれば、鬥嘩裟も「会長の言葉を信じてるんで」と呼応した。 それもそのはず、現在は1日に50Rのミット打ちなどをこなした後、休まず1000本の前蹴りを平然とこなしている。「威力は200kg近くあるかな。今いる(フライ級の)日本の選手に200kgはいないよ」(加藤会長)。鬥嘩娑は体重53kgの体から4倍の破壊力を秘めた前蹴りを放つまでに成長した。 驚異の“4Gキック”を身につけた鬥嘩裟が王者獲りを目指す。
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スポーツ 2007年11月07日 15時00分
無我ワールド・プロレスリング 藤波辰爾が団体初のトーナメント戦出撃へ
無我ワールド・プロレスリングの藤波辰爾が6日、都内でトークイベントに出席。年末に予定している同団体初のトーナメント戦(12月3日の大阪大会で開幕 13日の東京・後楽園ホール大会で決勝)に、ドラゴン自ら参戦する意向を示した。 この日、都内で行われたトークショーに出席した藤波。トーナメントについて「一人抜けましたのでワタクシも出場します」と“出馬表明”し「ノアから潮崎(豪)選手、ゼロワンMAXから高岩(竜一)選手っていう良い選手が出てくれる。僕も明日からジョギングですね」と闘志をたぎらせた。 また、無断で全日本プロレスに移籍した西村修については、この日も「何もないです」と完全シャットアウト。知らぬ存ぜぬの態度を貫き、事態の収束に努めていた。
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ミステリー 2007年11月06日 15時00分
崩壊する都市結界!!
都市で多発する凶悪犯罪。これらの事件を発生地域に分類すると非常に限られた地域で集まっていることがよくある。実はこのように限られた土地で事件が頻発する背景に結界崩壊の疑いがあるのだ。古来より日本の土地では、神社、仏閣、地蔵や道祖神などで結界が張ることで、災厄などがそれぞれのコミュニティーに入り込まないよう祈願してきた。それら結界が土地の再開発をきっかけに一部崩壊し、災いをもたらしているという。さらに、これらの結界崩壊の土地にとって救世主とうわさされる、ある僧侶の情報を入手。今回NMRでは、全国各地でささやかれている結界崩壊とそれらの土地を回り、恐るべきパワーで再び結界を張る僧侶の謎に迫った!! 5年以内の短い間に非常に狭い範囲で立て続けに大きな事件が起こる…。犯罪統計学ではじき出された数値を遥かに上回る確率で事件が頻発する時、実はその地域に張られた結界が何かの理由で崩壊している可能性があるという。風水などを研究している専門家に言わせると近年では池袋周辺、さらに六本木ヒルズ周辺で頻発した大きな事件、さらに最近では、さいたま新都心や川口市などで多発する凶悪犯罪などは都市結界崩壊が原因で起きた可能性が高いと言うのだ。これらの土地には「再開発地帯」という共通キーワードが存在する。再開発の際に知らないうちに結界を破壊していると言うワケだ。ある開発業者は語る。 「バブルのころまでは基本的にどこの業者も開発の際に風水やその土地に詳しい専門家を雇い、結界や方位についての調査を行い、また地鎮祭にも結構なお金をかけていたんです。しかし、バブル崩壊以降、建設予算がどんどん下がったため、そのような部分から真っ先に予算が削られたのです。私自身、霊とか祟りとかは信じませんが、形だけの地鎮祭しか行わなかった案件は確かに“何か”が起きているような気がします」 また、ある神社の神主だった人物は、「私の神社のそばで行われたビル建設で、建設地にあったお稲荷さんがいきなり撤去されました。私は狼狽し、建設業者に怒鳴り込んだのですが『有名な風水の先生に頼んだから大丈夫』と全く取り合ってもらえませんでした。そこでそのビル建設地の外れにある篤志家の方のお庭にお稲荷さんを祭らせていただき何とか体裁を整えたのですが…。その後、そのビルを建設したゼネコンは倒産しました。私は災厄が地域でなくその会社に降りかかり本当にホッとしましたよ」と、再開発の際の不手際により結界が壊れ、土地の地縛霊を起こしてしまったり、またエセ風水師の適当なアドバイスが原因で結界の崩壊部を修復できぬまま竣工してしまう案件がバブル以降、急増しているようだ。 これらの結界崩壊が都市の治安の悪化を引き起こしているのではないか。しかし、これらの都市結界を再生するのは並大抵の作業ではないという。一度壊した結界を再生するだけでも相当なパワーを必要とし、これが地域レベルになるともはや手を着けられるのは日本でも数人しかいないという。しかし、これら開発業者の間で救世主として語り継がれている僧侶が存在するという。 「うわさだと結界に詳しく恐るべき霊験に恵まれた方だと。鉄道関係の案件を何度もこなし、東海道線を新宿まで延ばせとアドバイスしたのもその高僧だという話です、さらに今や全国の開発モデルケースとなっている秋葉原再開発もその高僧が綿密な調査を行ったと言う話です」 全く実像がつかめない僧侶だけに、断片的な情報を切り張りするしかないのだが、その僧侶は密教系の高僧らしい。確かに空海の流れを汲む密教系の僧侶ならば秘法を操る訓練をしていてもおかしくはない。しかし、その僧侶についての調査は難航。なんでも、政界の大臣クラスの呼び出しにも応じず宗派の中でも「変わり者」と評価される人物らしい。ただ、結界を再生する脅威の能力を持った僧侶が本当に存在するのは確かなようだ。 常識的に考えれば結界の崩壊により凶悪犯罪が増えると言うのはありえない話かも知れない。しかしである。犯罪と無縁の普通の生活をしているあなたの身の回りである日突然、凶悪犯罪が起きることの方が常識的に起ありえない話なのだ。それならばその土地を今まで静かに治めていた方法を頭ごなしに否定する事はできないだろう。実際に都市結界の崩壊は始まっているのである!!(写真(上)=白が結界から山に逃す流(りゅう)、ピンクが生きている結界、紫が崩壊結界、青い点が崩壊結界から逃げ出す流)(写真(下)=破られた結界を再生させることができる密教系の僧侶が存在するというのだが、その正体は謎だ)
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スポーツ 2007年11月06日 15時00分
ハッスル 大みそかに大型爆弾を投下か?
都内のテレビ東京で5日、「大みそかハッスル祭り2007」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の開催、テレビ東京での大みそか特番放送が発表された。大みそかの2大ライバルとなるNHKの紅白歌合戦、TBSのDynamite!に対して打倒を掲げたハッスル。関係者は「ダイナマイトをしのぐ超大型爆弾」投入を予告した。 この日はハッスル・エンターテインメント(HE)の山口日昇代表、テレビ東京の近藤正人スポーツ局局長、ハッスル軍が参加。近藤局長は「ダイナマイトより強力な爆弾を」とTBSのDynamite!にライバル心をむき出し。山口代表も「やる以上は他局に負けない」と気合を込めた。 ハッスルといえば、グラドルのインリン・オブ・ジョイトイをはじめ、芸人HGとRG、狂言師の和泉元彌、最強主婦のカイヤ、元巨人の最強助っ人ウォーレン・クロマティ、さらにはケロロ軍曹など、多岐ジャンルからのリングデビューで話題を集めてきた。大みそかのビッグイベントとなれば、対世間を見据えた芸能人の参戦は必至だ。 実際、山口代表は現在の参戦オファーについて「それは秘密で」と明言こそ避けたが、「大食いとかと絡めても面白いのでは」とジャイアント白田、ジャル曽根とフードファイターの名を挙げながら芸能人の参戦を示唆。「広く参戦を呼び掛けたい」と参戦選手も募った。 また、Dynamite!との兼ね合いが微妙なボブ・サップ、曙については「ダブルヘッダーも可能」との案を提示。さらに「谷川(貞治)さんは(島田)二等兵と仲が悪いと思うので、いっそリングで白黒つければ」と仰天オファーも飛び出した。 山口代表の言葉は止まらない。アントニオ猪木にも「IGFが乗り込むなら受けて立つ」と強気。IGFとはハッスルからマーク・コールマン、ケビン・ランデルマンを貸し出した過去があり、元ハッスラーの小川直也もおり接点は強い。 超豪華なオールスター級のメンバーがそろいそうな「ハッスル祭り」はマッチメークについても「ハッスル軍、高田モンスター軍の枠にこだわらずお祭りに」としているだけに、夢のカードも実現しそう。ハッスルは年の瀬の日本列島にどんな大爆発を起こすのか注目だ。
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スポーツ 2007年11月06日 15時00分
ボクシング 坂田健史、内藤大輔、亀田興毅、ポンサクレック・ウォンジョンカムの4人によるフライ級最強決定リーグ戦構想が浮上
ボクシングのWBA世界フライ級チャンピオンの坂田健史、協栄ジムの金平桂一郎会長が5日、都内の同ジムで会見し、今後の防衛プランを語った。坂田、WBC同級王者の内藤大助、亀田興毅と三つ巴のフライ級戦線だが、ここにきて一気に決着をつけるウルトラC案が浮上してきた。 坂田、内藤、興毅の日本人3選手に加え、タイの伝説的王者ポンサクレック・ウォンジョンカムを加えた4人でのフライ級最強を決める、国内では前代未聞のリーグ戦構想が持ち上がっている。 同門対決、弔い合戦、因縁マッチと坂田、内藤、興毅をめぐる様々なマッチメークの可能性が広がったが、それぞれに障害があり、すんなりいかないのが現状ではある。 しかし、ここにきてすべてを解決する仰天構想を日本ボクシングコミッション(JBC)関係者が提案した。「日本人3人にポンサクレックを入れたリーグ戦をやるんです」とぶち上げ、「一番強いヤツを決める。興行的にも大成功するでしょうし、盛り上がりは間違いない」とコメント。実現性についても「WBA、WBCとの交渉次第で開催は可能」とした。 これについて元WBAミニマム級王者の星野敬太郎氏は「賭けがないから日本では成立しにくい面もある」としながらも「ボクシング界にはメスが入っている時期。何でもありではある」と可能性を否定しなかった。 リーグ戦開催にはベルトの問題が出てくるが、ノンタイトルという形もあるようだ。ノンタイトル戦の可能性について金平会長は、1970年に行われたWBA世界フェザー級王者の西城正三VS統一世界スーパーフェザー級王者の小林弘戦を例にして「そういう形で盛り上がる方法はある」と成功例を持ち出し、肯定的な姿勢を示した。 一方、当事者である坂田もリーグ戦について「面白い。やりたい」と語り、「ラスベガスとか海外では実際にやっている例もある。どうせならベルトを懸けてやりたいですけどね」と意欲的な姿勢を見せている。 実現すればボクシングファンはもとより、世間の注目も集めるビッグイベントになること間違いなしだが、果たして実現なるか。
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スポーツ 2007年11月06日 15時00分
ノア 白GHC王座とパンチ生命を懸けて川畑輝鎮と志賀賢太郎が一騎打ち
プロレスリング・ノアの川畑輝鎮と志賀賢太郎が5日、都内の同事務所で会見。19日の新潟市体育館大会で、白GHCを懸け、川畑と志賀のパンパーズ同士による一騎打ちを発表し、白GHCシングル化&公開髪切りマッチをぶち上げた。パンチな男たちに一体何があったというのか。 会見で「お互いに戦ってうっ憤を晴らし、先につながればいい」と経緯説明したパンパーズは、象徴でもあるパンチパーマを懸け「時間無制限で負けたら坊主」という条件に加え、ベルトを勝者の権限でシングル王座に戻すことを告げた。 結成から約1年、パンパーズに何があったのか。川畑が「チームということを忘れて1対1としてやった方が次につながる。新たな化学反応を起こしたい」とすれば、志賀も「互いにジェラシーを感じてレベルアップしたい。たとえばベルトを獲ることで若手に存在感を示したり、防衛を重ねていけば上も見えてくるだろうし」と発展的な対戦だと明かした。 「パンパーズはパンパーズで解散しないですよ。また力をつけて組みます」と誓い合った両者。パートナー同士の戦いで化学反応ならぬ“パンチ反応”を起こせるか。
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芸能 2007年11月06日 15時00分
お笑い芸人 モテまくり列伝
空前のお笑いブームに乗って、人気芸人たちは、女性相手に好き勝手のし放題で、わが世の春を謳歌しているようだ。 「未成年の少女とホテルに入ったことが発覚したレギュラー・松本康太はむしろ例外中の例外。売れっ子お笑い芸人のほとんどが、今、充実した私生活を送っています」(芸能ライター) 先ごろ、吉本NSCの同期、次長課長の河本準一と恵比寿で“合コン”している姿を写真誌にキャッチされたチュートリアルの徳井義実は、人気絶頂の芸人の中でも絶大なギャル人気を誇っている。 「なにせ、あのイケメンですからね。女の子の方から自然にスーッとやってくる。大阪時代は“エロスの匠”を自称し、女の子を食いまくっていた。地元・京都のラブホテルを総ナメにしたという逸話があるほど」(同) そんな徳井も、いまや拠点は東京に。オフの日は秋葉原のメイド喫茶によく顔を見せるという。 「メイドのコスチュームに、かなり“萌え〜”状態で、お気に入りの彼女にも着させて楽しんでいるようです。仲のいい河本もメイドのコスプレにどっぷりとハマっているようです」(同) お世辞にもいい男とは言えない河本。モテるようになったのは、人気者ゆえの副産物だ。 「モデルの土岐田麗子にさんまのトーク番組で“逆ナン”されたインパルス・堤下敦にも同じことがいえます。お笑いブームが来なければ、ただのデブだったわけですからね。ただ、最近合コンで知り合った女の子との浮気がバレて破局したとの情報も流れています」(同) 合コンで“お持ち帰り率”が高いのは、ロンブー・淳、品川庄司・庄司、アンジャッシュ・渡部といったイケメン芸人だという。 「こうなると、件の河本などは大変不利に思われますが、今は勢い、人気があるので選び放題、やり放題なのです」(同) そして、周囲からイジメられるたびに「2年以上はセックスしてませ〜ん」と泣き顔を見せていた劇団ひとりは、ここにきて大沢あかねとの熱愛が発覚。 「2年以上なんて真っ赤なウソ。大沢以外にも麻雀初心者の女性ファンと卓を囲み、ロン、ツモ上がりするたびに女性が服を脱いでいく、“ハダカ麻雀”を楽しんでいるようです」(同) 皆、人気があるこの時とばかりにお盛んだ。
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社会 2007年11月06日 15時00分
「東京モーターショー2007本紙厳選ちょい不良オヤジの小粋なバイク」(2)YAMAHA「LUXAIR(ラクシア)」
YAMAHAは試作車として4輪バイクや和風レトロバイクなどを参考出品したが、近い将来市販されそうな人気を集めているのが「LUXAIR(ラクシア)」だ。黄金色に輝くこのビッグスクーターは、大手楽器メーカー・ヤマハとのコラボで誕生。上質なサウンドを楽しみながら風をきって走る大人向けのモデルである。 開発テーマは「ジキルとハイド」。あるときはエキサイティングな走りを、またあるときはお気に入りの音楽を聴きながらクルージングを…と2面性を持たせたのが最大の特徴だ。 商品企画担当の井上真一さん(41)は「主軸となるターゲットは40代後半。仕事を終えた後、1時間でもいいからバイクでフラッと流して、精神を開放する時間を持ってほしいと思ったんです。その発想が、ヤマハのバイクにヤマハのオーディオというありそうでなかったコラボに結びつきました」と話す。 全長2535mm、全幅850mm、全高1010mmと低く細長い車体に、ヤマハの専用オーディオシステムを搭載している。ライダーのヘルメット内にビーム化した音楽を送信。不快な風切り音を低減し、理想的な音響効果が得られるという。さまざまな音楽プレーヤーと接続できるため、お気に入りの音楽を心ゆくまで味わいながらクルージングできるというわけだ。 コンソール部分にはギター用の木材を使うなど細部にこだわったほか、12個の小さなスピーカーを埋め込んでいる。リラックスさせる仕掛けは音楽ばかりでなく、自動車のように両足を前に投げ出せるからいい。なるべく楽な姿勢で運転できるよう、シートの背もたれは深く設定されている。 性能面は環境にやさしいハイブリッド仕様。燃費がいいばかりでなく、低回転時に加速をフォローするモーターが、巡航時には発電機に切り替わってバッテリーを充電する。エネルギーを無駄なく使う工夫が凝らされている。 「デザイン的にはぼくの二輪車のイメージは魚なんです。ラクシアは魚をペタンと横に倒して平べったくした感じ。オープンカーを半分に切ったらどうなるだろう?と考えたのが始まりでした」と井上さんは振り返る。 市販化の際には「私が買えるぐらいには価格を抑えたい。そこは努力しますよ」(井上さん)と約束してくれた。
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社会 2007年11月06日 15時00分
「東京モーターショー2007本紙厳選ちょい不良オヤジの小粋なバイク」(1)HONDA「DN‐01」
開催中の東京モーターショーリポートとして、先週はちょい不良オヤジに似合うスーパーカー特集をお届けした。今週は小粋なオートバイをクローズアップ。元暴走族も元走り屋も、大人のライディングで小僧に差をつけよう。 HONDAの「DN‐01」はバイクとスクーターを融合させた大人のスポーツクルーザー。全長2315mm、全幅820mm、全高1115mmで総排気量680ccと大型ながら、簡単な操作性とモーターサイクル本来の乗り味を両立させた“いいとこどり”になっている。でも、これってオートバイなのかスクーターなのか? 開発責任者の渋川岳郎さん(46=顔写真)は「どちらかと言えばオートバイの部類に入ります。内側からまたいで乗ることができませんから。その代わりシート高を690mmと極力低くして、敷居の高さを感じずにまたいでもらえるようにしました」と説明する。 流行りの大型スクーターと比べてもバイクにしか見えない。いまどきの仮面ライダーが乗りそうな印象だ。見た目のカッコよさだけでなく、これまでのスポーツモデルにはない新感覚のライディングが楽しめるという。 油圧式無段変則機のフルオートマチックは、スロットルコントロールによるスクーターの手軽さを損なわずにダイレクト感を実現。クラッチ操作は必要なく右腕一本で操作できる。フットブレーキを採用し、足場がやや前にあるからライディングに安定感がある。 「実は、開発にあたって『ちょい不良オヤジ』というのは頭にあったんです。バイクに乗る年齢層はあがっていて、昔乗っていた世代が戻ってきている。『もう150馬力だとか時速250〜300km出るマシンはいらない。新しいモノが欲しい』という声にこたえたかった。スクーターでは物足りない元気な40〜50歳代を意識してつくりました」と渋川さん。 市販予定の参考出品車で、コンセプトは「ゆったり、楽に、大人がかっこつけて乗れる」。早ければ来春にも発売されるとの見方が強く、推定価格は120万円前後との情報もある。 モテるオヤジはありとあらゆるツールを駆使する。ただ速けりゃいいとか、ラクチンに乗りたいなんて老け込む年齢でもない。男の香りがするこの新種バイクは、スマートに乗ってこそ光る。