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ビートたけし、今後は文学界へ?海外からもオファー

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ビートたけし

 3月末で所属事務所「オフィス北野」から独立する、タレントのビートたけしの書き下ろし小説「ゴンちゃん、またね。」が「週刊文春」3月22日号に掲載されている。

 分量は原稿用紙80枚相当。自ら描いた挿絵2点も掲載した。小説家志望のアルバイト・則之と愛犬ゴンの間に起きる事件を描いている。

 たけしは4月、愛人でビジネスパートナーの女性と設立した新事務所「T.Nゴン」に移籍する。愛人の存在は以前、同誌が報じていた。

 新事務所の名称が「たけし(T)」、「則之(N)」、「ゴン」を指していることもあり注目された同作。たけしは「犬の思い出と現代人の孤独が繋がった時に作品が生まれたと思う。こんな時代だし、大人のメルヘンとして読んでもらえたらありがたいな」とコメントした。

 「映画監督・北野武として世界的に名が知られるたけしだけに、海外の出版社からも翻訳作品を出版するオファーが届いているようです。おそらく、事務所移籍に際して自らが味わったであろう孤独感もつづっています。動物を飼ってかわいがったことのある人にとっては、涙腺が刺激される作品。まずは、無難なターゲット層を狙って書いたのでは」(出版関係者)

 昨年9月、たけしは純愛小説「アナログ」(新潮社)を上梓。今年4月以降、映画製作から小説執筆にシフトチェンジする意向であることが報じられているが、どうやら、あの芸人から猛烈に刺激を受けたようだ。

 「『火花』で芥川賞を受賞したお笑いコンビ・ピースの又吉直樹です。金には困っていないたけしですが、又吉の受賞のニュースを見て『オレも1回ぐらい、あんなのほしいな』と周囲に話していたのだとか。話題性は十分。今後、たけし作品も賞レースに絡んで来そうです」(テレビ局関係者)

 出版不況と言われて久しいが、たけしが文学界の“起爆剤”となりそうだ。

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