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RADWIMPS・野田、“軍歌騒動”で謝罪へ「傷ついた人達、すみませんでした」

 RADWIMPSの新曲「HINOMARU」の歌詞が話題になっている件について11日、ボーカルで作詞を担当した野田洋次郎が自身のTwitterでコメントを発表し、話題になっている。

 「HINOMARU」は6日に発売された同バンドのニューシングル「カタルシスト」に収録されているカップリングソング曲。

 同曲は〈風にたなびくあの旗に 古(いにしえ)よりはためく旗に〉という歌詞からスタート。〈この身体に流れゆくは 気高きこの御国の御霊〉、〈さぁいざゆかん 日出づる国の 御名の下に〉などなど、愛国心を思わせる歌詞がちりばめられている。

 ファンからは、「国歌にしてほしい」などと絶賛の声があがる一方、「ゾッとしました」、「(右派でもない人が)まっすぐな歌詞を書いたらこうなりましたという曲」など批判の声が続々とあがっていた。

 野田は8日、自身のTwitterに、「日本に生まれた人間として、いつかちゃんと歌にしたいと思っていました」などと曲に込めた思いを書き込んでいたが、たちまち騒動は拡大し炎上状態に。

 それを受け、野田は11日にTwitterでコメントを発表。英語と日本語で自身の思いをつづったが、「HINOMARUの歌詞に関して軍歌だという人がいました。そのような意図は書いていた時も書き終わった今も1ミリもありません」と歌詞に込めた意図を説明。

 そのうえで、「色んな人の意見を聞いていてなるほど、そういう風に戦時中のことと結びつけて考えられる可能性があるかと腑に落ちる部分もありました。傷ついた人達、すみませんでした」と謝罪した。

 「2年前に、大ヒットアニメ映画『君の名は。』の主題歌を手がけ、稼げるだけ稼いだ。商業的には大成功を収めたが、今度は野田が自分の抱えている世界観を前面的に押し出す方向に行ったところ、大事になってしまったようだ」(レコード会社関係者)

 「カタルシスト」はフジテレビ系のサッカーW杯のテーマ曲だが、「HINOMARU」をテーマ曲に起用しなかったのは賢明な判断だったようだ。

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