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タイ国籍の母親がわが子殺害…愛深きゆえの悲しい犯行動機

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提供:週刊実話

 3月23日、東京吉祥寺の高級マンションで、13歳と10歳の兄妹が死亡しているのが見つかった。警視庁はJR吉祥寺駅前の交番に「子どもを殺した」と出頭した、タイ国籍の女性を殺人の疑いで逮捕した。

 逮捕されたのは被害者の母親、フルカワ・ルディーポン容疑者(41)。「夫と離婚協議中で、子どもの親権を巡ってトラブルになっていた」と供述している。

「ルディーポン容疑者が出頭してきて、すぐに現場に駆け付けた警察官が兄妹の遺体を発見しました。兄は子ども部屋のベッドでうつ伏せ、妹はリビングルームのソファで仰向けになって死んでいました。遺体のそばには、血にまみれた刃渡り17センチの包丁と、11.5センチの果物ナイフが落ちていました。寝ているところを襲われたと思われ、途中で目を覚ましたのか、手や首に抵抗した跡が残されていました」(捜査関係者)

 警察によると、ルディーポン容疑者は義父(夫の父)が経営する宝石店の従業員をしていた。宝石店の経営は順調で、同店に勤める日本人の夫(38)と子ども2人で、幸せな結婚生活を送っていると思われていた。

「ところが、夫がさいたま支店を任されるようになった5年ほど前から、一家に亀裂が入るようになりました。夫は支店近くに寝泊まりするようになり、家族と食事するのも月に1回程度。吉祥寺の家に帰るのは年1、2回程度になったのです。事実上、別居状態ですね。昨年の夏ごろには夫から離婚を切り出され、義母からは『別れてタイに帰りなさい』と言われ始めたようです」(全国紙社会部記者)

 3月21日に義母に、「ぐずぐずしないで早くタイに帰りなさい」と言われ、子どもに「一緒にタイに帰ってくれないか」と話したところ、日本生まれ、日本育ちの子ども2人は「日本に残りたい」と強く主張したという。

「ルディーポン容疑者は、『(離婚)裁判でも勝てないし、親権も自分には与えられない』と絶望し、犯行に走ったようです」(同)

 愛深きゆえに起きてしまった殺人事件を、止めることはできなかったのだろうか…。

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