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人気鉄道写真スポットの線路脇に男性が侵入、運転士が注意 4分の運行遅れが発生

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画像はイメージです

 8日、岡山県津山市のJR因美線三浦駅付近で、鉄道ファンの男性が列車と接触する可能性のある線路脇に入り、列車に遅れが出る事案があった。

 JR西日本によると、現場は因美線三浦駅の線路脇。この付近は桜が綺麗に咲き乱れ、列車をトンネルのように取り囲むことから、鉄道ファンで撮影を趣味とする「撮り鉄」の間で人気となっているスポットで、この男性も列車が来るところを待ち構えていた。

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 列車の運転士が危険な箇所に立ち入っていた男性を発見し、運行を止め、「危険なので線路の外に出て」と注意。結局、4分の遅れが発生した。男性の行動は鉄道営業法違反や過失往来危険罪に該当する可能性があるが、現在のところ逮捕や書類送検などのニュースは入っていない。

 今回のように。「撮り鉄」と呼ばれる人物を起因とするトラブルは多々発生している。直近では、2日に東京都の八王子駅で、旧国鉄時代に使われていた塗装のE653系の特急いわきを撮影しようと殺到した「撮り鉄」の1人が線路内に落ちるという事案が発生。運行が止まり、駅員が引き上げて事なきを得たものの、一歩間違えれば死亡事故の可能性も否定できなかった。

 また、昨年8月には江ノ島電鉄の腰越~江ノ島間で、江ノ電最古の現役車両として知られる300系の試運転に「撮り鉄」が殺到。近隣住民に騒音などの迷惑をかけた上に、偶然電車とともに現れた自転車に乗った外国人男性に対し、「どけよ」「ふざけるな」「やば、金だろ、金」などと恫喝する動画がSNSに出回り、それを見たユーザーから「撮り鉄」に対し怒りの声が上がった。

 規制が難しいとされる「撮り鉄」だが、鉄道会社が一切の撮影を禁止することも不可能ではない。「撮り鉄」のモラルが問われている。

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