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津川雅彦 ブログで民主党をバッサリ

 妻で女優の朝丘雪路(73)との離婚危機報道が、ようやく収まった俳優の津川雅彦(69)。自身のブログで、秘書の逮捕により小沢一郎代表の進退が注目されている民主党を痛烈に批判し注目を浴びている。コメント欄には多数の書き込みが寄せられ「よく言ってくれた」、「惚れ直した」など賛辞の声で埋め尽くされている。

 津川が堂々と民主党批判を繰り広げたのは、民主党内が小沢代表の秘書が逮捕で激震していた3月9日。「これでマスコミがつくった民主党バブルは、はじけるなあ。」のタイトルで、民主党ならびに、マスコミも批判している。
 津川はブログの冒頭で「民主党の政策に統一された信念がなく、政治家達にも新味がなく。自民党の失点による、他人のふんどしで相撲をとったバブル人気だとマスコミ本人が一番良く知っている筈」とバッサリ。さらに、小沢氏の秘書逮捕に触れ、「民主党にとって、一番不味い事は、強欲、強引な小沢金権体質を知り尽くている筈なのに、これを党首に選び、その党首の西松建設からの政治献金を切っ掛けに、民主党自身も一蓮托生となって破綻する事だ」と党の体質そのものを批判。過激な言葉を交えながら、小沢氏批判を展開している。

 「芸能一家に生まれ、芸能界ひと筋の津川ですが、政治に関しては非常に保守的な見解を持ち、首相の靖国神社参拝にも賛成。『小泉首相の靖国神社参拝を支援する国民の会』の発起人にも名を連ねていた根っからの自民党支持者」(永田町関係者)
 ブログでは途中からマスコミ批判に転じ、1974年に長女で女優の真由子(35)が生後5カ月で誘拐された際の一部メディアの報道に対して怒りをあらわにしている。
 「○○新聞(ブログでは実名)が芸能人の子供が誘拐されるのは、芸能人が悪い。子供が産まれた事を、自分の宣伝に使うげすな根性故で、自業自得だと書いた。編集長に芸能人に問題はあっても、子供に罪はない。ジャーナリストたるもの、誘拐犯を擁護するような記事は言語道断。芸能人に嫉妬する○○新聞の読者が多いのだろうが、そんな大衆に媚びて売らんかなの記事は編集長の資格なしと激論を闘わしたが、私はジャーナリストとしての信念を貫いたとうそぶいた」と、まるで昨日のことのように振り返り文面から怒りをにじませている。
 「確かに、あの事件の時、報道するマスコミで津川に同情的な報道はほとんどなかった。誘拐事件には変わりないのに、あれは少しかわいそうだった」(ベテラン芸能記者)
 津川は「(娘の誘拐報道)以来35年ジャーナリストの質はますます下品になっている」とし、政党支持率調査にも矛先を向け、「彼等の出す支持率は、どんな数字であろうが、民主党に水増ししたものに違いない。いわゆる粉飾決算と疑うのが常識だろう」と痛烈に締めている。
 「悪意はないが、朝丘との離婚危機報道でマスコミのターゲットとなったばかりだから、これまで腹にたまっていたことをそのまま吐き出したのでは」(同)
 まさに「歯に衣着せぬ物言い」で、ブログの認知度もアップ。勇気のあるメディアはぜひとも津川をコメンテーターに迎えてほしいものだ。

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