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路線バス運転中に「ながらスマホ」、1日11回以上 “動かぬ証拠”見せるも容疑を否認

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画像はイメージです

 13日、阪急バスの運転手が営業運転中に「ながらスマホ」をしたとして、国土交通省神戸運輸監理部が同社を文書警告した。

 この男性運転手は6月23日午後4時10分ごろ、バスに乗客14人が乗る状況でスマートフォンを使用していた。運転手がなぜそのような行動に出たかは現状わかっていない。

 乗客から阪急バスに匿名の通報が入り、調査を開始。ドライブレコーダーなどを検証した結果、6月23日だけで男性運転手が私用のスマートフォンを11回程度閲覧していたことが判明。同社は国土交通省神戸運輸監理部に報告した。

 阪急バスは運転手がスマートフォンや携帯電話を車内に持ち込むことを一切禁止しているが、運転手はスマホをロッカーに隠し、社内に持ち込んでいたという。

 男性運転手は容疑を否認しており、「スマートフォンを持ち込んでもいない」と話しているが、動かぬ証拠を突きつけられており、6月29日付で懲戒解雇処分となった。

 路線バス運転手の仕事は、乗客を安全に輸送すること。人々の命を預かる立場の人間が、ながらスマホでバスを運転することは言語道断で、路線バスの運転席に座る資格はない。解雇は当然のことだろう。

 ながらスマホについては、トラック運転手が高速道路で使用し大事故を起こしているうえ、自転車、駅のホームなど、様々な事故の引き金となっている。そのような状況で、人の命を預かるバス運転手が営業運転中にスマートフォンを使用するとは開いた口が塞がらない。

 もちろん多くのバス会社・運転手は真面目に日々の業務をこなしているが、このようなことが起こらないよう、もう一度社員教育や管理体制を確認する必要がある。

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