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TBSドラマ、クオリティ重視がアダに?『テセウス』は驚きのクランクアップ日

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 5日にTBS系で放送されたドラマ「下町ロケット 特別総集編・第1夜」の世帯平均視聴率が、関東地区で9.0%、関西地区で8.4%(ビデオリサーチ調べ)を記録した。

 本来、同日は19日スタート予定の「半沢直樹」に合わせて「半沢直樹特別総集編」が放送される予定だった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「半沢直樹」は撮影を見合わせ、スタートも延期に。それに伴い、「下町ロケット」の総集編を放送することとなり、19日まで3週連続で総集編が放送される見込みだ。
 「局内ではもっと数字を取れると思われていたようだが、これまで何度も再放送されていることもあってか、数字が伸びなかった。12日以降の週は数字がダウンするのでは」(テレビ誌記者)

 TBSは「半沢直樹」のほか、同じく4月期ドラマで10日スタート予定だった「MIU404」、14日スタート予定だった「私の家政夫ナギサさん」も、スタート日が延期になってしまい、ぽっかり空いた枠の視聴率は苦戦を強いられそうだ。
 とはいえ、1月期は「恋はつづくよどこまでも」と「テセウスの船」がいずれも話題になり、終盤にかけて高視聴率を記録。上り調子だったがコロナの影響で勢いが止まってしまった。
 「ここ数年、TBSのドラマはあまり数字を取れなくてもネット上で話題になっている良作が多い。ただ、その分、クオリティにこだわり過ぎているところもあり、撮影が切羽詰まってしまう。3月22日に最終回を迎えた『テセウス』だが、なんとクランクアップはその3日前。また『半沢直樹』のクランクインは2月23日だったが、ちょうど、コロナが感染拡大していた時期で、運が悪く、ここにきて撮影もままならなくなった」(テレビ局関係者)

 今回の件をきっかけに、今後は前倒ししてクランクインすることになりそうだ。

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