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不倫報道があったZeebraに見るゲインロス効果

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画像はイメージです

 25日発売の『FRASH』(光文社)で2泊3日の不倫旅行を報じられたラッパーのZeebra。Zeebraは、前妻との間に2人の息子と、現在の妻であるモデルの中林美和との間に2人の娘がいる。長女は5月に出産し、次女は日韓合同オーディションプロジェクトで誕生した「NiziU(ニジュー)」のメンバーの1人として活躍し始めたばかりだ。また、21日にテレビのクイズ番組に出演した際には、初孫ができたことをうれしそうに語る姿を見せていた。

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 これについてネットでは、「見た目はあんな感じだけど、実は家族思いのいいお父さんって思ってたから、なんか残念」「ラッパーであまりイメージ良くない感じだったけど、家庭ではきちんとしたおじいちゃんで良い人なんだと。何だか、すっかり騙された気分」「今は結婚して子どももいるから良きパパと言うイメージがあった。それが不倫とか格好悪い」と悪いギャップに落胆する声が散見された。一方で、“ラッパー=アウトロー”という印象からか「想定内」「前からそんなに良いイメージない」「ラッパーに品行方正なイメージはない」といった意見もあった。

 印象の変化量が大きいほど人の心に強い影響を与える心理効果を「ゲインロス効果」という。ゲイン(gain)は利益、ロス(loss)は損失を意味し、悪いイメージから良いイメージに変わる「ゲイン効果」、良いイメージから悪いイメージに変わる「ロス効果」とに分類できる。

 例えば、もともと人相が悪かったり不愛想だったりとマイナスな印象が強かった男性が、困っているお年寄りを助けていたり、子猫をかわいがるといったほほ笑ましい姿を見せたとしよう。もともと優しそうな人が同じことをするよりも、見ている側にプラスの印象をより大きく与えるのがゲイン効果だ。俗にいう「ギャップ萌え」の概念はこれに当たる。

 逆に、紳士的で優しそうな好青年としてプラスの印象を周囲に与えてきた男性が、困っている老人に気付いても無視したり、すり寄ってきた子猫を「汚い」と露骨に嫌がるような悪印象な姿を見せたらどうだろうか。もともとマイナスの印象があった人が同じことをするよりも、見ている側に大きなマイナスイメージをもたらしやすい。これはロス効果である。

 先に挙げたネットの声を参考にすると、Zeebraの場合、もともとアウトローを売りにしていたラッパーということもあり、見た目にもやんちゃそうなイメージがあった。そこに、「実は家族思いの良いお父さん」というプラスの印象を与えて一旦はゲイン効果が生じたものの、不倫が発覚したことでそれを裏切る形となり、ロス効果が生じたと考えることができる。

 Zeebraは日本のヒップホップ界を牽引してきた第一人者であり、今もなお、その名をとどろかせている才能豊かな人物だ。その才能をしっかりと受け継いで活躍する次女やかわいい初孫はもちろん、大変な時期を支えてくれた妻のためにも、家族としっかり向き合ってほしいものである。

文:心理カウンセラー  吉田明日香

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