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「サンジャポ」代打MCが好評のくりぃむ上田、爆問太田にとってはボキャブラ時代の恩人だった?

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くりぃむしちゅー・上田晋也

 爆笑問題の田中裕二のくも膜下出血と脳梗塞による入院を受け、1月24日の『サンデー・ジャポン』(TBS)に、くりぃむしちゅーの上田晋也がピンチヒッターとして出演した。

 上田は、太田光とは名古屋圏でレギュラー番組『太田上田』(中京テレビ系)を持っており、盟友と言える関係。過去に「サンジャポ」では、田中ののコロナ感染時に、ずんの飯尾和樹、霜降り明星のせいや、ハナコの岡部大が代打MCを務めたが、上田は「本命登場」と言えるだろう。ネットでは「『太田上田』を生で観ているみたい」「太田も嬉しそうだったな」といった声が聞かれた。

 番組では上田が太田に向かい、「あなた、もう30年以上芸能界いるんだから、そろそろ知り合い増やしてくれないか?」ともツッコんでいた。実際、上田は太田にとっては数少ない芸能界の親友だと言える。

 芸歴も年齢も異なる二人の絆はどのように生まれたのか。『太田光自伝』(小学館文庫)では、上田とのエピソードが語られている。

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 太田と上田の交流が本格的に生まれたのが、90年代半ばに社会現象を巻き起こした『ボキャブラ天国』シリーズ(フジテレビ系)だった。この番組は爆笑問題のほか、ネプチューン、海砂利水魚(現・くりぃむしちゅ〜)など、旬の若手芸人が集っていた。

 爆笑問題は80年代末にデビューするが、事務所独立のゴタゴタで数年間仕事を干されていた。そのため、ボキャブラに出演する20歳そこそこの若手芸人にとって、爆笑問題は中高生時代に「テレビで観ていた芸人」であり、一世代上の存在に当たる。

 「ボキャブラ」出演者には楽屋はなく、大部屋に集められており、最初は先輩芸人の爆笑問題に気を使っていたが、誰彼構わず絡みボケまくる太田を面白がり、周囲がツッコミを入れるようになる。だが、それもすぐに飽きられ、距離を置かれるようになってしまう。

 それでも太田の暴走は止まらず、部屋の電気などを消すなどの奇行を繰り返していた。そこで、「俺がどうボケてもツッコんでくれた」のが、ネプチューンの名倉潤と、後にくりぃむしちゅーとなる海砂利水魚時代の上田晋也だったという。やはり太田としては、自分の笑いの相手をしてくれた存在として、上田を大切に思っているのかもしれない。

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