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新日本・飯伏幸太が粘るコブをカミゴェ葬!IWGP世界ヘビー級王座挑戦へ

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飯伏幸太

 新日本プロレスは、毎年恒例の大阪のビッグマッチ『DOMINION 6.6 in OSAKA-JO HALL』大会を7日(大阪府の要請により6日の日曜日は無観客試合になるため、1日延期)、大阪・大阪城ホールで開催した。

 ここまで激しい抗争を繰り広げてきた飯伏幸太とジェフ・コブが、ついに一騎打ちを果たす。その遺恨が勃発したのは4.4東京・両国国技館大会だ。飯伏がウィル・オスプレイとの死闘に敗れ、IWGP世界ヘビー級王座から陥落した試合直後、コブが追い打ちのツアー・オブ・ジ・アイランドを炸裂。

 3.30東京・後楽園ホール大会の6人タッグで飯伏のカミゴェにフォール負けを喫したコブが、そのリベンジに向けて強烈なデモンストレーションを敢行。続いて両者は4.29鹿児島・鹿児島アリーナ大会でのタッグ戦で、飯伏は棚橋弘至を、コブはアーロン・ヘナーレをパートナーに対決。飯伏はヘナーレをカミゴェで沈めると、試合後にコブに対して「ボクが今まで見てきた中でも、ナンバーワンアスリート。両国を覚えてるから、試合をしてほしいです」とシングルマッチを要求。両者の決着戦の機運が一気に高まっていた。本来であれば5.15神奈川・横浜スタジアム大会(延期)での対戦が濃厚だったが、激しい前哨戦を経て大阪城でシングルマッチが実現だ。

 試合はゴングが鳴っても両者ともになかなか動かない。まず飯伏が打撃を仕掛けていくが、コブもエルボーで対抗。コブはタックルで飯伏を倒すとマウントを取り、エルボーで叩き潰す。場外でもエルボーで押していくコブに、飯伏は声を上げて悶絶。リングに戻るとヒザを落とすコブ。飯伏が打撃で反撃を試みるもコブがパワーで押し潰してしまう。

 アテネオリンピックにレスリングのフリースタイルで出場しているコブは、グランドでも飯伏に密着して優位に進める。その場飛びムーンサルトは膝で迎撃した飯伏だが、逆に膝を痛めることに。しかし、何とか打撃のラッシュを見せると、飯伏がその場飛びムーンサルト。これをカウント2で返すと、コブはバックドロップからその場飛びムーンサルト。一気に攻めようとするコブを場外に落として、ダイブするもコブがキャッチ。これを切り抜けて、今度は高さのあるラ・ケブラータが炸裂。

 トップロープの攻防では、飯伏がスワンダイブ式雪崩式フランケンシュタインシュタイナー、さらにボマイェを決めるもカウントは2。カミゴェはベリー・トゥ・ベリーで切り返されてしまう。飯伏はカミゴェもヒットさせるがこれもカウントは2。逆にカミゴェを切り返してコブゴェがモロにヒットするも飯伏は何とか返す。しかし、最後は飯伏が絶叫しながらカミゴェを決めて熱戦に終止符を打った。メイン終了後、飯伏はIWGP世界ヘビー級王者となった鷹木信悟から次期挑戦者に逆指名され、これを受諾。本来なら飯伏の腰にあったベルトを取り戻しに行く。

◆新日本プロレス◆
『DOMINION 6.6 in OSAKA-JO HALL』
2021年6月7日
大阪・大阪城ホール
観衆 3045人

▼スペシャルシングルマッチ(60分1本勝負)
○飯伏幸太(19分54秒 片エビ固め)ジェフ・コブ●
※カミゴェ

(どら増田)

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