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ランニング中にパピヨンを蹴って殺した男に罰金20万円 判決が賛否

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 2020年12月、埼玉県川口市でリードが離れていた状態のパピヨンを蹴って殺したとして、動物愛護法違反で逮捕・起訴された男の裁判が開かれ、求刑通り罰金20万円が言い渡された。

 この事件は2020年12月12日、埼玉県川口市の河川敷で70代の男性が飼い、リードが離れた状態だったパピヨンを、ランニング中だった当時47歳の男が複数回蹴り、犬は頭の骨を折り、死亡した。

 ​>>72歳男、散歩中の犬に激怒し女性に暴行 相次ぐ犬の散歩を発端とした暴力事件、突然犬を蹴った男も<<​​​
 
 逮捕後、「犬がぶつかってきただけ」と話していた男。裁判でも「犬に気が付かず足にぶつかってしまっただけ」と無罪を主張していた。しかし、裁判長は「ボールを蹴るような感じで蹴っていた」など、裁判での証言や現場の状況などから故意性を認定。「無慈悲な犯行で強い非難に値する」として、求刑通り罰金20万円を言い渡した。

 被告の全面敗訴という形になった裁判だが、ネット上では「リードを付けていなかったことは過失になるのでは?」「犬が好きな人だけじゃない。世の中には犬が怖い、苦手な人もいる。仮にそういう人がリードの付いていない犬に絡まれて、自己防衛するのは当たり前なのではないか」「狂犬病もあるし、自分に噛みつこうとしてきた場合、蹴られても仕方ないのでは。特に自分の子どもが噛まれたら、頭に来て蹴り倒してしまうかもしれない」「リードをしていないのが悪い」と判決に違和感を示す声が相次ぐ。

 一方で、「いかなる場合でも暴力は許されない。死ぬまで蹴るのは酷い」「犬が怖いってわけでもないんだろうし、裁判所が故意と判断したのなら、被告は受け入れるべき」「死なせたという事実は重い」とする指摘も上がっていた。

 男は有罪となったが、リードを離した状態で散歩させたことが事件の要因であることは否定できない。

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