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遊びのはずが…10歳の少年が5歳の子どもを突き落とし逃走【衝撃の未成年犯罪事件簿】

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画像はイメージです

 楽しい「ビー玉遊び」が恐ろしい殺人事件に発展したのは1963(昭和38)年4月のことである。

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 神奈川県横須賀市内のある家庭から「息子が行方不明になった」と連絡が入った。行方不明になったのは5歳の男の子、田村勇君(仮名)。近所に住む10歳の男子Aとビー玉遊びをしている最中にいなくなったという。

 一緒に遊んでいたAは「勇君は防空壕の中で別れてしまった」と話していたという。

 当時、横須賀市内には第二次世界大戦時、空襲から逃げるために作られた防空壕がたくさんあった。子どもが忍び込むと危険があることから普段は入れないようにしていたが、当時はいつくかの防空壕が子どもたちの遊び場になっていたのである。

 大人や警察たちが調べると、防空壕の中にある貯水槽の中で勇君は水死していた。その体には、ひものようなものが巻き付けてあったという。

 警察は、勇君が死亡した原因をAが知っているのではないかとし、取り調べたところ、やはりAが勇君を貯水槽の中に落としたことが分かった。

 事件当日、2人はビー玉で遊んでいたが、勇君がAにビー玉を投げつけてしまった。怒ったAは勇君に仕返しをしようと、貯水槽の中に入れて怖がらせようと企んだ。

 Aは「貯水槽の中にビー玉がたくさん落ちている。ひろってこい」と命じ、体にひもをくくり付け、貯水槽の中に落とした。
 あくまで目的は勇君を怖がらせること。Aは勇君を引っ張って持ち上げようとしたが、子どもの腕力では引き上げることができず、思わず手を放してしまい勇君を見殺しにしてしまった、というわけだ。

 年下を少し懲らしめようとしたイタズラが、思わぬ悲劇を呼んでしまった少年殺人事件だった。

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