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「北朝鮮は韓国侵攻を諦めたことはない」李相哲教授がミサイル頻発の背景を分析

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画像はイメージです

 6月1日放送の『辛坊治郎ズームそこまで言うか!』(ニッポン放送)に、北朝鮮情勢に詳しい龍谷大学の李相哲教授がゲスト出演した。

 このところ、北朝鮮はミサイルをたびたび発射している。李氏は「(金正恩が)今年政権の座について10周年になるので、それまでに(核開発を進めて)核兵器を完成したいという意図が明確に出ていて、そこで急いでいる」と背景を分析していた。

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 さらに李氏によれば、その動きにも変化があり、走る列車の上や、異なる飛距離のミサイルを混ぜて発射していることは「全て奇襲的に、どこでもいつでも撃てるんだっていうことを証明してみせる実験」なのだという。

 MCの辛坊治郎氏から「北朝鮮は本気で、アメリカとか韓国に軍事的に侵攻する」と考えているのかと問われると、李氏は北朝鮮の外交部に務めていた人の話として、「アメリカや韓国が北朝鮮に攻めてくることはない、中国も北朝鮮を見捨てることがないという鉄則」があると説明。その前提がありながらも、北朝鮮がミサイルや核開発を進める背景は「武力を増強して、いつかは韓国を自分のものにしたい」意図があると説明した。

 李氏は「(北朝鮮は)韓国を武力で何とか制圧したい。それをするにはアメリカが邪魔をする。そこでアメリカに届くICBM(ミサイル)を造って、『アメリカが韓国の肩を持つと、我々はあなたたちの都市部を攻撃するぞ』というので、そうやってアメリカを韓国から追い出せば、北朝鮮の目的は半分達成」されると予測。「(今の状況だと)北朝鮮は韓国を侵攻する意図を持たないと思ってしまうんだけど、一度たりとも北朝鮮はこの目標を諦めたことはないんです」と断言した。

 李氏は「彼らもバカじゃないから、アメリカと戦うために核兵器を開発するわけじゃないんですね。韓国と対峙した時に優位に立つため」が真の目的であるとも説明していた。

 これには、ネット上で「李さんの説明、すっきりしてわかりやすい」「さすがに、アメリカと全面対決はないと思う」といった声が聞かれた。

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