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大相撲、行司が取組中の御嶽海と激突!「もう身を引くべき」今年も相次ぐ致命的失態に引退望む声も

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御嶽海

 先月行われた7月場所をもって、年6場所の3分の2を消化した今年の大相撲。横綱・照ノ富士を中心に毎場所力士たちが熱戦を繰り広げるかたわら、しばしばファンの間で話題となっているのが立行司・式守伊之助だ。

 伊之助は現在の角界では最高位の行司だが、以前から位置取り・判断ミスなどを犯すことが少なくない。今年も1~7月場所の間に、ネット上で問題視された失態が相次いでいる。

 >>大相撲、非常識な勝ち方に「今すぐ角界から出て行け」批判殺到 横綱が謝罪する事態に、貴景勝以上に騒がれた取組後のダメ押し<<

 1月場所9日目の大関・正代対小結・明生戦では、明生に逆転負けした正代に軍配を上げ物議を醸した。立ち合い、正代は左を差しながら前に出るも、明生から右上手をつかまれると途端に劣勢となり、最後は明生に体を寄せられながら土俵外に寄り倒される。ところが、伊之助は寄り倒された正代の方に軍配を上げ、土俵下の勝負審判からすぐに物言いがついた。

 同日のNHK中継では協議の間にリプレー映像が流されたが、正代の体は明生よりも明らかに早く地面に落ちており、寄り倒す際に明生の足のつま先が返った、といった要素もナシ。審判団も協議の結果、正代の体が先に落ちているとして行司軍配差し違えとして明生の勝ちとしたが、ネット上には「際どい相撲でも無かったのに差し違えるのは信じられない」といった苦言が相次いだ。

 5月場所初日の大関・御嶽海対平幕・高安戦では、「もう身を引くべきでは」と引退を勧める意見が出るほどの大失態を犯している。同戦では立ち合いから積極的に圧力をかけた高安が、防戦の最中に少し体を引いた御嶽海をさらに押し土俵際に追い込もうとする。この直後、御嶽海の後方で取組を裁いていた伊之助は押された御嶽海を避けきれずにぶつかり、吹き飛ばされるように土俵下に転落した。

 伊之助は幸いにもけがなどはせずすぐに土俵上に戻ったがその後、取組は御嶽海が体を入れ替え逆に高安を土俵際に追い込むと、そのまま土俵下へ押し出し逆転勝利するという結果に。伊之助の衝突を機に展開が一変したということもあり、ネット上には勝敗を狂わせるあり得ない失態だと批判が殺到した。

 伊之助は直近の7月場所でも、9日目の横綱・照ノ富士平幕・若元春戦で取組を混乱させる騒ぎを起こしている。立ち合いからの攻防から膠着状態となった後、若元春は右上手、左下手をつかみ一気に前に出ようとした。だが、伊之助はその瞬間に若元春のまわしが緩んでいるとして待ったを指示。若元春はこれに気付かず照ノ富士を寄り切ったが、勝負審判がすぐに物言いをつけ協議した結果、両名に待ったがかかる直前の体勢を作り直させた上で取り直しという異例の事態となった。

 相撲では力士のまわしが緩んでいることを理由に、行司が待ったをかける行為自体は認められている。ただ、ファンの間からは「待ったのタイミングが遅すぎる、かけるならその前の動きが止まってるところでやるべきだった」といった指摘が寄せられた。

 立行司に昇格した2018年9月以降、軍配差し違えをはじめとしたミスが問題視されることが多くなった伊之助。立行司昇格以降に記録している9度の差し違えは、歴代の立行司と比較しても群を抜いて多いともいわれている。一部からは現在62歳という年齢から、注意力や反射神経といった行司に求められる能力が限界を迎えているのではという見方もあるが、65歳の定年まで職務を全うできるのだろうか。

文 / 柴田雅人

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