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紅白出場Snow Manにゆりかごから職場までを体現しているミラクルメンバーがいた

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 「第73回NHK紅白歌合戦」(NHK総合ほか)に出場するジャニーズグループはKinki Kids、関ジャニ∞、King & Prince、Snow Man、SixTONES、なにわ男子の6組。初出場のなにわ、結成25周年でジャニーズ最年長デュオであるKinkiの返り咲き、現体制で紅白ラストとなるKing & Princeなど、見どころは多い。

 Snow ManとSixTONES(総称・スノスト)は20年にジャニーズ初となる2組同時デビューを果たし、1stシングル「Imitation Rain/D.D.」(「SixTONES vs Snow Man」名義)はいきなりミリオン(100万枚)を突破。Snow Manは引き続き2ndの「KISSIN’MY LIPS/Stories」、3rdの「Grandeur」もミリオンを超えて、男性アーティストで令和初の2年連続ミリオンアーティストとなった。

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 個性豊かな9人のなかでも、「舘さま」こと宮舘涼太と“美容番長”渡辺翔太はミラクルな2人だ。文字通り、ゆりかごから職場まで一緒なのだ。

 同じ病院で産声をあげ、幼稚園では同じゆり組。小学生になると同じダンススタジオに通い、当時人気だったダンス&ボーカルグループ「Lead」のバックダンサーとして踊った。ジャニーズ事務所に入所したのは、そろって中学生。学業と仕事を両立させながら、一緒にクラーク記念国際高等学校に進学した。

 「高校1年生のとき、渡辺さんのクラスにはAKB48の研究生だったさっしーこと指原莉乃さんがいました。渡辺さんはすでに、先輩のバックダンサーとしてジャニーズJr.ながらも数多くのステージに立っていたので、『お互い頑張ろうな』とさっしーを励ます立場にいたそう。でも、あっという間に逆転された(笑)」(古参の芸能ライター)

 宮舘と渡辺は、高2でSnow Manの前身グループ「Mis Snow Man」に選抜された。ジャニーズの60年の長い歴史のなかでも、同一グループでここまで一緒に歩んでいる例はない。

 近いケースでは、大のアニメオタクで知られる佐久間大介とSixTONESの京本大我。母が80年代前半、同じアイドルトリオのメンバーだった。キャンキャン(のちに「きゃんきゃん」)の一員で、佐久間の母は桜井直美さん、京本の母は山本博美さん(いずれも当時の芸名)。大我の父は京本政樹で、家族3人全員が芸能人。ジャニーズ内では、元男闘呼組の岡本健一の息子の岡本圭人が元Hey! Say! JUMPだった例もある(岡本は現在エージェント契約)。こちらは史上初の2世代だった。

 ミリオンヒッターとなった4人が歩んだサクセスロード。成功を手に入れるまでの道程も、実にドラマティックだった。

(伊藤由華)

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