今年、30歳になったという北川。「10代の時にこの芸能界に入って、女優というお仕事を始めさせていただいたんですけど、それまで全く芸能界は考えたことがなかった」と当時を振り返り、「わたしは兵庫県出身なんですけど、テレビとか映画は東京の人や都会の人がやるものだと思っていた」としみじみ。「当時受験生で普通の高校生だった時にスカウトされて初めて『芸能界って誰でも入るチャンスがあるんだ』って驚いたくらい」と明かすと、スカウトされた後はしばらく芸能界入りを躊躇していたことを告白。
そんなとき、両親に相談すると「10代で自分の進みたい道や将来の夢というものを見つけて進んでいこうと思えることはすごく素晴らしいこと、自分のやりたいことを最後まで頑張りなさい」と声をかけられたといい、「その言葉がきっかけで芸能界に入ることを決心できた」と笑顔。「悩んだことがあってもあの時、両親はそんなふうに言ってくれたなって、振り返ったりすることも多くて…。17歳で芸能界に入ろうって決めた時に両親が背中を押してくれた言葉というのは本当に大きかった。今でもその時の気持ちを大切にしてやっています」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)