この発言のきっかけとなったのは、雨上がり決死隊・宮迫博之らとともに反社会的勢力への闇営業を行った芸人ザブングルへの、ワタナベエンターテインメントのある“決定”だ。
「吉本が、闇営業を行った芸人に対し謹慎処分(雨上がり決死隊・宮迫博之など)、あるいは無期限活動停止(当該芸人はスリムクラブと2700)と重い処罰を与えている中、ナベプロは、ザブングルの謹慎期間は8月末までとすることも明らかにしたのです」(芸能ライター)
それだけ聞くと甘いとも思われるが、ナベプロはさらに、「ボランティア先を見つけて活動する等の社会貢献」を行わせることを発表。また、詳細な聞き取り調査の結果、2人はカラテカ入江慎也からそれぞれ7万5000円の金銭を受領したことも公表している。
「吉本は、コンプライアンスに対する声明文などを出していますが、受領金額に対する説明や、さらに、謹慎中の芸人たちに対する具体的な方針は出していません。世間の声を見ながら決めようという曖昧な態度が見て取れます」(同)
そうした吉本の「風見鶏」的な考え方に最初から非難していたのが、加藤だ。
「25日放送の『スッキリ』では、『吉本興業という会社の初動ミスもあると思っている』と、会社自体は芸人さんたちが『お金もらってませんよ』と言ったその時に、『ああ、そうか』と言って追及を緩めたことを疑問視していました。そして今回、ナベプロの取った方針を聞いて、より吉本の対応に違和感を覚えたのでしょう」(同)
出演したコンサルタントの坂口孝則も「(ザブングルの)やったことは絶対ダメですけど、事務所の対応に関しては真っ当な感じがした」と述べている。吉本の真っ当な対応に期待したいところだ。