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【放送事故伝説】料理番組で卵料理が丸焼け!伝説のシーンはなぜ生まれたのか?

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 20~30年続く番組のことを俗に「長寿番組」と呼ぶ。とりわけ全国ネットの民放番組の中でも長く放送されているのが1962年に始まった『キユーピー3分クッキング』(日本テレビ系)である。本番組は生放送ではないが、実に60年近い歴史の中で「放送事故」と呼ばれたシーンも少なからず存在する。

 特に近年有名になったのが、2012年10月29日に放送された「厚焼き卵事件」であろう。
 これは家庭料理の定番、厚焼き卵を作る際に発生した放送事故で、明らかに失敗し丸焦げになった卵焼きが堂々と地上波に流れたのだ。

 この日の講師は料理研究家の藤井恵氏。彼女はこれまで100冊を超えるレシピ本を手掛けている人物で、家庭料理の代表ともいえる卵料理を失敗するとは誰も思わなかった。
 しかし、この日はどうも最初から手順が怪しく、卵4個とだし大さじ4杯に対して、砂糖大さじ2杯とどう考えても砂糖の分量が多かった。また火をつける際にも「ちょっと強火ですが、強火で焼かないと水分が抜けずおいしくない卵焼きになってしまう」とうんちくを挟みながら調理していた。

 やがて、投入した卵が焼けたのだが、その姿は卵の表面が見えなくなるほど真っ黒でどう見ても失敗したとしか思えなかったとネットユーザーは指摘していた。
 やはり、卵の分量に対し砂糖の量が多過ぎたこと、また強火で熱し過ぎたことは明らかで、隣にいたアナウンサーも「しっかり焼き色が付いてますね……」とフォローしたが、明らかに失敗作であったのは視聴者に丸わかり。当時、ネットでは「どうしてこうなった!?」となり、今や伝説となっている。

 しかし、生放送ではない『キユーピー3分クッキング』でなぜ、撮り直しもされずこの失敗映像が放送されたのかは、現在でも不明のようだ。

文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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