中止になったのは、14日から19日まで中目黒ウッディシアターで公演予定だった『SUNFLOWER』の全公演。『THE★JINRO』の感染者は15日時点で45人となっており、観客と出演者約850人が濃厚接触者に。『SUNFLOWER』の舞台のキャストの中に、観劇した俳優がいたことや、キャストの一人が所属するダンス&ボーカルユニットの別のメンバー2人が出演していたことが中止の理由だという。
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これを受け、キャストの一人だった俳優の鮫島拓馬は、14日にツイッターを更新して全公演中止に触れ、「本当に悔しいです。見てもらうためにやってきたのに、見てもらえず終わる」と悲しみを吐露。さらに、文章がつづられた画像をアップし、その中で「僕らも公演をするために、稽古はマスク着用。換気、アルコール除菌等もこまめにやりながら稽古していました。本番も口元だけのフェイスガードを着けて、舞台も換気したまま、舞台上でもアルコール消毒できる演出。スタッフはフェイスシールド着用。客席は間隔空けて。入館時に検温・消毒。出待ち入りは禁止。お客さんとの面会はなし。飲食物のプレゼント受け取りは禁止。プレゼントもアルコール消毒後受け取り」といった感染拡大防止策を細かに決め、実行していたと明かし、だからこその悔しさも滲ませていた。
また、同じくキャストの一人である平澤まさも、同日にツイッターをー更新し、「初日の突然の中止に至りお客様には戸惑いも有ったでしょうが苦渋の決断でご理解頂けたらと思います」と呼びかけ。さらに、「個人的には延期と思っていますので宜しく御願い致します」といつか舞台を行える日を信じていると明かしていた。
この二人の投稿にネットからは、「ちゃんと感染対策している他の舞台が中止になるのは悲しすぎる」「もうこのクラスターを教訓に、これ以上舞台から感染者を出さないようにしないようにすることしかできない」「きちんと対策してる舞台関係者はどうか報われてほしい」というエールや同情の声が集まっている。
その後、『SUNFLOWER』以外にも、『THE★JINRO』の出演者と別の舞台で共演した音楽ユニット所属の俳優のライブ出演が見合わせになったりなど、余波が広がっている。
記事内の引用について
鮫島拓馬公式ツイッターより https://twitter.com/takumakumama
平澤まさ公式ツイッターより https://twitter.com/massa99105855