関口は番組冒頭、アメリカ大統領選挙でジョー・バイデン氏が当選確実となったことについて、「えー、アメリカ。なんかグズグズしておりましたけど、やっと(バイデン氏が)当選確実。まだ当選とは言えないんだね。これがまたね、イライラするんです」とコメントする。
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そして、「バイデン推し」を明確にしていた番組は、ドナルド・トランプ大統領が「激戦州の郵便投票で不正があった」と主張し、法廷で真偽を問うとしていることについては、殆ど触れず。元衆議院議員の田中秀征氏は「(トランプ氏に)潔いという常識を示してほしい」、中央大学の目加田説子氏も「選挙の結果に基づいた民主主義に基づくべきだ」「結果を尊重してバイデン氏に協力するべきだ」などと発言した。
さらに、関口は日本学術会議の任命拒否問題に話が移ると、「アメリカの話題はカラッとしているけど、日本の問題はジメっとするよね。私はそんな感じがしているんですが」と笑う。そして、田中氏やジャーナリストの青木理氏は政府批判を続けた。
関口の発言に「トランプ大統領の主張も精査するべきなのに、司会がこれでは…」「明らかにバイデン当選で、嬉しそうにしている上、自分の気に入らない話題はジメっとしていると表現する。呆れて物が言えない」と批判の声が上がる。
また、番組についても「日本学術会議の問題をしっかり精査しろと言うなら、トランプ大統領の主張にも耳を傾けるべきだ」「青木理氏は日本学術会議の問題で、支持率の低い野党や少数派の意見を大事にしろと言っておきながら、トランプ大統領の主張には耳を貸さない。自分の都合の良いように解釈している」と批判が。
一方で「トランプの言っていることはデタラメ。日本の政府批判と同種にするな」「日本もこれからリベラルが台頭する。番組は批判に負けるな」「日本は政府が悪い」などと支持する声も出た。
アメリカ大統領選挙については、アメリカ内外で議論が繰り広げられているが、激戦州でバイデン氏の票が郵便投票によって激増したことに不信感を持つ人も存在している。番組はトランプ氏の主張を「根拠がない」としたが、現状では郵便投票に不正がなかったことを明確に決定づけらていない状況だ。
普段、「少数の声を大事にするべきだ」と主張する番組が、不正が疑われているアメリカ大統領選挙を十分に検証せず、延々とトランプ氏を批判し続けたことに、筋が通っていないと感じる視聴者もいたようだ。