本田優貴による同名サスペンス漫画が原作となっている本作。フリーライターの柿野正隆(北山宏光)と小学校教師の雪映(中村ゆり)は、結婚7年目の夫婦だが、お互いの感情は冷め切り、「ただ離婚してないだけ」の状態だった。また、正隆には萌(萩原みのり)という不倫相手もいて――というストーリーが描かれている。
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※以下、ネタバレ含む。
第1話冒頭では、血だらけの部屋が映り、物語が進むにつれ、夫婦で萌を殺してしまったことが少しずつ明らかになっていった衝撃的なストーリーが描かれている本作。ドラマファンの間では、原作よりかなり誇張され、冷め切った正隆を演じている北山に注目が集まっているという。
「主人公にも関わらず、正隆のクズっぷりは誰が見ても嫌悪感を覚えるもの。食卓に出された漬物が『いつもと同じじゃない』という理由でテーブルに吐き出したり、平気な顔をして不倫している上、不倫相手にも冷たく当たるなど、明らかなモラハラ行為が多数見られます。その上、ストーリーの冒頭では毎回のように『俺は孤独だった。もう二度と辛い目に遭いたくなかった』と独りよがりのナレーションを入れるなど“闇がある”アピールを連発。フリーのライターにも関わらず仕事も雑で、取引先にも逆ギレしており、“いいところは顔だけ”状態。ネットからは、『正隆大嫌い』『見てると嫌悪感しかない』といった非難が続々集まっていました」(ドラマライター)
一方、そんなクズ役を熱演している北山には称賛が集まっているという。
「原作では、不倫するクズであるものの、モラハラも闇もなく、ただのお調子者という印象の正隆。そのままのキャラクターだったらおそらくここまで人間性を非難されることはありませんでしたが、ジャニーズのイメージを破り、誰もが眉を顰める最低男を北山はきちんと演じ切り、視聴者に嫌われています。北山はこれまでもたびたびドラマには出演していましたが、演技がきちんと評価されたのは本作品が初めてと言っても過言ではない状態。不倫相手との濡れ場もきちんと演じている様子に、ネット上からは、『こんなに演技上手いと思わなかった』『北山を見直した』『新演技派ジャニーズの一人になりそう』という声が集まっています」(同)
みんなに嫌われる男を演じた結果、俳優としての評価が急上昇したようだ。