>>橋下徹氏に蓮舫氏が「ヒトラーを使っていた」と指摘、「国語力を高めなあかん」反論続けるも呆れ声も<<
菅氏と言えば、「思っていることをすぐ口に出す」といった気質が、悪い部分としてかねてより指摘されてきた。今回のように、ネットはダイレクトに反応が現れてしまうためだ。
2020年5月に、東京高検の検事長が新聞記者らと賭けマージャンを行っていたスキャンダルが『週刊文春』(文藝春秋)に報じられると、菅氏はツイッターを更新。「余りにも常識外れのことで、唖然としている」と批判した。しかし、2014年の『近代麻雀』(竹書房)のインタビューで、「少し勝つと『次の選挙資金だね』とか冗談を言われた」と語る賭けマージャンを匂わせる発言が掘り起こされ、「お前が言うな」的なブーメラン的批判が殺到した。
2015年12月には、ブログで安倍晋三首相(肩書は当時)を「安倍晋三議員は海水注入の継続を知らなかった東電本店の幹部と一緒になって『海水注入を止めたのは菅総理』と断定し、混乱の責任をすべて私に押し付けようとしたのだ」と猛批判。この件は、安倍氏が2011年5月に発行したメールマガジン内で菅氏の対応を批判し、「海水注入を止めた」と書かれたもの。この件で、菅氏は安倍氏を名誉毀損で訴えていたが、「海水注入中断させかねぬ振る舞いがあった」として損害賠償請求は棄却されている。菅氏の震災対応が混乱を招いた側面は否定できず、ネット上では「責任転嫁しすぎでは」といったツッコミを集めてしまった。
2016年11月22日の朝には、ブログやツイッターに、原発事故を取り上げたドキュメンタリー映画の宣伝を書き込んだ。しかし、その直前に被災地である福島でM7.4の地震が起こっていた。これには「国民の心配より映画の宣伝ですか?」「福島に津波警報が出て、被害が出ないように皆が固唾を飲んでいた午前中によく映画の宣伝ができるよね」といったツッコミが殺到してしまった。
あらゆる意味で「自分流」を貫く菅氏のネット使いは、何かと炎上を招きやすいと言えそうだ。
記事内の引用について
菅直人氏のツイッターより https://twitter.com/NaotoKan
菅直人氏の公式ブログより https://ameblo.jp/n-kan-blog/