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中日、中村紀洋コーチの配置転換に「監督と対立したのでは」の声 打線強化中の不可解人事が憶測を呼ぶ

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中村紀洋コーチ

 今季から中日の一軍打撃コーチを務めている中村紀洋コーチ。23日にNPBが公示した配置転換がネット上で物議を醸している。

 NPB公式サイトはこの日、中日が同日付で中村一軍打撃コーチと波留敏夫二軍打撃コーチの役職を入れ替えたことを公示。配置転換を伝える報道によると、中日球団首脳は入れ替えの理由について立浪和義監督の意向だという旨を明かしたという。

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 中村コーチは現役時代に近鉄(1992-2004)、ロサンゼルス・ドジャース(2005)、オリックス(2006)、中日(2007-2008)、楽天(2009-2010)、横浜・DeNA(2011-2014)でプレーし、「.266・404本・1351打点」といった通算成績をマーク。この実績を立浪監督に買われ、今季から一軍打撃コーチとして入閣していた。

 中村コーチの配置転換を受け、ネット上には「え? 中村コーチと波留コーチ入れ替えるの?」、「昨季に比べて打線良くなってるのになぜなんだ」、「数字が悪ければ責任取らされたのかって納得もできるんだが…」と困惑の声が相次いだ。

 同時に、「現役時代みたいに監督と対立したのでは?」、「中村コーチの過去を考えると、左遷人事の可能性も全くのゼロでは無さそう」、「育成とか采配の方向性で揉めた説もあり得なくはないか」と憶測のコメントも多数見られた。

 「球界ではチーム成績が芳しくない場合に、テコ入れとしてコーチの配置転換が行われることはあります。ただ、中日は22日終了時点でチーム打率が『.246』(昨季は.237)、本塁打数が『28』(シーズン約91本ペース/昨季は69本)、得点数が『143』(シーズン約464得点ペース/昨季は405得点)と昨季以上に打線は機能していることから、中村コーチが成績不振を理由に二軍行きとなったとは少々考えにくい状況です。立浪監督が配置転換を決めた詳しい背景は不明ですが、一部ファンからは中村コーチは現役・DeNA時代に2度(2012,2014)、当時の中畑清監督の采配を批判するような言動があったとして二軍に落とされた過去があることから、指導・育成方針などを巡る対立があったのではと勘繰る声も挙がっています」(野球ライター)

 3位広島と5ゲーム差の4位(20勝24敗・勝率.455)で24日からのセ・パ交流戦に臨む中日。上位浮上を狙う上で非常に重要度が高い交流戦を前に、立浪監督が中村コーチを配置転換した真相は果たしてどこにあるのだろうか。

文 / 柴田雅人

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