search
とじる
トップ > スポーツ > 巨人・原監督、背信投球のメルセデスに激怒? ヤクルト戦での登板機会も剥奪か

巨人・原監督、背信投球のメルセデスに激怒? ヤクルト戦での登板機会も剥奪か

pic pic

原辰徳監督

 「厳しさ」の裏側に見えたのは、「余裕の無さ」だった。

 7月13日の甲子園球場での一戦は、巨人の大惨敗だった。聞けば、阪神戦での「2ケタ失点+完封負け」は2020年9月17日以来だそうだ。また、NPBデータによれば、対阪神で「13点差&完封負け」は1982年4月29日以来、2度目。歴史的な惨敗と言っていいだろう。

 >>巨人・岡本、三振後の態度に「嫌いになった」と批判 敵ベンチへのバット投げ捨てが物議、際どい球に内心イライラだった?<<

 「前日12日から9連戦となりました。その9連戦を一つでも多く勝っておきたいと、原辰徳監督は考えていたんですが」(プロ野球解説者)

 「大敗の扉」を明けてしまったのは、2回裏の守備。一塁走者・島田海吏に二盗を許し、一死二、三塁となった時だった。3番・近本光司の一ゴロを中田翔がエラー、4点目が入るのと同時に原監督と桑田真澄チーフ投手コーチがベンチを飛び出した。

 原監督は先発・メルセデスだけではなく、一塁手・中田の交代も告げた。エラーに対する「懲罰交代」というヤツだ。スタンドがちょっとざわついた。

 「原監督は中田に対し、厳しく接してきました。それは中田のことを思っての振る舞いでしたが」(前出・同)

 中田は緊張感を持って守備に就いていた。懲罰交代は「厳しく」の一環だが、ファン、関係者にはそうは見えなかった。

 余裕がないのだな、と…。

 この試合を落とせば、44勝44敗1分で、再び勝率5割。甲子園球場に入ってきた他球場の途中経過を見ると、主力選手が大量離脱した首位ヤクルトは、この時点で中日をリードしていた。DeNA戦を戦っている3位広島のスコアは1対1。長いペナントレースにおいて、大敗する日もあるのだが…。

 「中田がエラーした後、原監督は間髪を入れずにベンチを飛び出しました。桑田コーチが慌ててそれを追い掛けるように」(球界関係者)

 中田のモチベーションも心配だが、2回途中での交代となったメルセデスの不振は気掛かりだ。

 「この9連戦の最後の対戦カードがヤクルトです。予定通りに行けば、中6日でメルセデスがそのヤクルト3連戦の最終戦(20日)に先発します。この調子では他のピッチャーを探さないと…」(前出・同)

 桑田コーチは「その予定」と記者団に話していたが、原監督は「スターティングオーダーは昨日と変わってないけど、1人だけ変わっていたというところでね」と、吐き捨てていた。変わったのは先発投手、つまり、メルセデスだ。その様子からすると、メルセデスも“懲罰交代”で、一度、ローテーションを外されるのではないだろうか。

 前出のプロ野球解説者がこう続ける。

 「18日からのヤクルト3連戦ですが、原監督はローテーションを崩して、菅野智之、戸郷翔征、メルセデスの3人を先発させる必勝態勢を口にしていました。メルセデスの不甲斐なさに、原監督は20日のヤクルト戦も重ねて見ていたのでは」

 主催者発表によれば、同日入場者数は3万9124人。そのほとんどが虎ファンである。声を出しての応援はNGだが、得点を挙げる度に盛り上がり、巨人ベンチを追い込んでいった。このダメージが残らなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)

関連記事

タグから探す


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ