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中日・立浪監督の発言に「マルティネス残せばよかったのに」疑問の声 今オフ3名放出も捕手補強狙うワケは

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立浪和義監督

 17日放送の『報道のチカラ』(CBCテレビ)に、中日・立浪和義監督が生出演。今オフの捕手補強を示唆しネット上で話題となっている。

 今回の番組で立浪監督は「66勝75敗2分」でセ・リーグ最下位に沈んだ今季の振り返りや来季の展望などを話した。その中で、立浪監督は捕手を1名新たに獲得したいという意向を明かした。

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 中日は現在プロ7年目・31歳の木下拓哉(今季は120試合・.246・6本・48打点)が正捕手を務めているが、立浪監督は「今捕手が人数的にも、それと2番手というふうに考えた時にどうしても戦力的に足りないので、捕手は1人欲しいなというふうには思ってますね」とコメント。捕手登録選手の頭数(5名/17日時点)が不安なこと、木下に次ぐ2番手捕手を確立することを理由に捕手1名を補強したいと考えていると口にした。

 立浪監督は続けて「石橋が今ちょっとこう、手術があったりしてちょっと遅れるというところで」と発言。4年目・22歳の捕手石橋康太が11月初旬に受けた右肘、左膝手術の影響で、復帰まで3~4か月かかる状況になっている影響もあると説明した。

 今オフの中日は阿部寿樹と楽天・涌井秀章(11月15日)、京田陽太とDeNA・砂田毅樹(同月18日)と主力が絡んだトレードを立て続けに成立させていることもあり、番組アナウンサーは「まだまだこれ、ストーブリーグは熱くなりそうですか?」と立浪監督に話を振る。立浪監督は「いや、熱くはならないですけども…」と苦笑いを浮かべつつも、「まああの、獲っておかないといけないなっていうポジションですね」と補強への意欲をにじませた。

 立浪監督の発言を受け、ネット上には理解を示す声が上がったが、それ以上に「それならなんでこのオフ捕手を3人も切ったのか」、「バサッと捕手を放出しておいて頭数に不安がっていうのはちょっとよく分からない」、「2番手クラスが欲しいっていうなら、マルティネスだけでも何とか残しておけばよかったのに」といった疑問のコメントが見られた。

 「今オフの中日は12年目・30歳の山下斐紹(20試合・.130・1本・1打点)、9年目・31歳の桂依央利(10試合・.222・0本・0打点)、来日5年目・26歳のA.マルティネス(82試合・.276・8本・24打点)と3名の捕手を放出しています。山下、桂は成績不振、マルティネスは捕手として出場機会を増やしたい意向で球団側と折り合いがつかなかったことが放出の理由とされていますが、1人でも残しておけば捕手陣容に頭を悩ませるような事態には至らなかったのではと首をかしげたファンも少なからずいたようです。今オフのチームは主力の阿部、京田をトレード放出するなど大規模な“血の入れ替え”を断行していますが、立浪監督や球団としては木下を脅かす存在が見当たらない捕手陣についても、頭数不足は覚悟の上で大幅なテコ入れを行う必要があると判断した可能性もあるのでは」(野球ライター)

 一部からは「欲しい気持ちは分かるが今獲れそうな捕手いなくないか?」という指摘も上がっている立浪監督の補強構想。配球サインの問題を考えると、仮に交渉するなら別リーグであるパ球団が現実的とみられるが、今オフ新戦力獲得の実現は果たしてあるのだろうか。

文 / 柴田雅人

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