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「銀河系に文明を持つ程進化した生命体は人類だけ」?科学者ブライアン・コックス、人類は宇宙で孤独な存在と発言

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 広い宇宙に、我々地球人以外にも知的生命体は存在しているのか、という謎は昔から多くの科学者たちが挑んでいる謎でもある。

 本当に空飛ぶ円盤に乗って地球を訪れているかは別としても、宇宙には無数の天体が存在している。地球と同じような条件に恵まれ、知的生命体が存在する天体も低確率ではあるが存在するはずだ。

 しかし「宇宙にいるはずのエイリアンの存在を確認できないのはなぜか」という疑問も生じる。
 これは通称「フェルミのパラドックス」と言われるものだ。生命にあふれているはずの宇宙において、異星人の文明から検証可能なコミュニケーションを受けたことがないのか、という矛盾も出てくる。

 ​>>遠い宇宙に人類が居住できる可能性のある惑星が見つかった!?12光年離れた星から届いた電波信号<<​​​

 そのため広い宇宙であっても、やはり知的生命体は地球にしか存在しないのでは、といった見解も出ている。

 素粒子物理学の教授で、海外のテレビ番組でコメンテーターも務めるブライアン・コックス氏は、他の高度なエイリアンが出現する可能性は低く「人類はおそらく宇宙で孤独であるので、お互いに親切にし合った方が良い」と語って注目を集めている。

 「地球の生命の起源と、それに続く約40億年の文明への道について、様々な視点から考えれば考えるほど、銀河系における文明が存在する平均的な数は1つ以下なのではという推測に傾いてしまいます。つまり、我々の太陽系が属する天の川銀河では、文明は1つしか存在しないことになります」

 コックス氏は、自身の推測が天文学ではなく生物学に基づくものであるとしながら、次のように語る。

 「宇宙の大きさと規模は、私たち人類を取るに足らない存在にしているとは思いません。広い銀河系には微生物や生命体は存在するかもしれません。でも、文明は存在するのでしょうか?私は、宇宙における生命の起源と進化を理解することが、宇宙自体の起源と進化を理解することと同じくらい深遠な問題だという考えを深めています」

 コックス氏は「人類は宇宙でかなり孤独な存在である」と語る。一方で、彼はもし宇宙人が実在するならば、いつの日か我々人類を見つけるだろうとも主張している。

 「私たちの歴史は、移動手段が進歩しより『外』の世界に出て行けるようになると、未知の世界へ探検しに行くことを教えてくれています。もし我々人類より先進的な文明が存在していたと仮定すると、太陽系に閉じこもるような集団的な意思を持つとは思えません。また、太陽系だけにいるのも利益にはならないと判断するでしょう」

 果たして、地球以外にも知的生命体は存在するのか。いつか我々人類と地球外知的生命体が平和に邂逅する日が来てほしいものである。

山口敏太郎
作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。
YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中

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Scientist Brian Cox fears no aliens are as advanced as humans so we're alone in universe(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/scientist-brian-cox-fears-no-30031370

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