全国に底力を見せ付けたNMB48は、翌日の1月1日にNMB48劇場で新春特別公演を行った。1月1日といえば、NMB48の公演がスタートした日ということで、NMB48にとって大事な記念日である。そのオープニングを飾ったのは太田夢莉・須藤凜々花・薮下柊・渋谷凪咲・内木志の『虹の作り方』である。この曲は、昨年行われた『NMB48リクエストアワーセットリスト235 2016』で1位を獲得し、次世代エース候補と言われている5人が2017年のスタートを切ったのだ。
昨年末にはこれまでのチームが活動を終えることになり、チームがシャッフルされて、2017年からは新チーム体制がスタートするのだが、その新体制のチームでのパフォーマンスが行われた。最初はチームBIIの『Let it snow!』・『てっぺんとったんで』からスタート。続いて新チームMは『恋は災難』・『僕だけのSecret time』、チームNは『孤独ギター』『しがみついた青春』と続いた。『孤独ギター』は作曲を山本彩が担当したのだが、そこで新チームで初めて一緒に活動することになった日下このみに依頼をしたそうだ。これまでNMB48の振り付けを何度もやっていた日下だが、新チームでの共同作業は新たな何かが生まれるキッカケにもなることなので、かなり興味深い。
各チームが歌った後は、卒業が決まっている上西恵の卒業ソング『途中下車』を上西怜・吉田朱里・川上礼奈・林萌々香・須藤凜々花・梅山恋和とともに初披露を行った。おそらく最初で最後となる姉妹でのユニット参加になるが、最後は姉にとって妹と一緒に歌えることは本望だろう。そして研究生による『太陽が坂道を昇る頃』・『絶滅黒髪少女』が披露された。最後は全員で『ドリアン少年』を歌い新年最初の公演の幕が閉じた。
終焉後には山本彩の影アナが流れたのだが「わたくしごとではございますが、昨日12月31日にありました『紅白歌合戦』で行われましたAKB48夢の紅白選抜で、皆さんのお陰で感謝しております。第1位をいただきました。今日のどこかで言おうと思っていたんですけど、なかなか言えなかったので、影アナを使わせていただきました。まさかまさかこの私が1位を取れる日が来るなんて思っていなかったので、本当に嬉しいです。本当にありがとうございます。7年目に突入したNMB48ですけど、遂にてっぺんとったで!2017年本当にいいスタートが切れたんじゃないかと思います。これは私の個人的なことではありましたが、私のこのパワーをもっともっと使ってNMB48をさらにグループとしてももっともっと飛躍の年にしていきたいと思います。山本彩もNMB48もどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました」と意気込みを聞かせてくれた。
山本の『紅白歌合戦』での1位、さらに新チーム体制となるNMB48だが、2017年はこれまでにない飛躍を見せてくれる年になりそうなので、今後に大きな期待が持てそうだ。(ブレーメン大島)
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