第7話は、みこと(福士蒼汰)と沙羅(菜々緒)の婚約パーティーが花巻家で開かれ、これまでふたりに関わってきた人々から2人は祝福を受ける。一方、藍(横浜流星)は、兄の廉(桐谷健太)の言う通りに大学進学のために受験をするか、自分が本当にしたい料理の道に進むか悩み、廉と衝突してしまい――というストーリーが描かれた。
義理とは言え、姉弟の恋愛モノに批判や嫌悪感を示す声も多く上がってきた本作だが、ここにきて違和感を抱く視聴者も続出しているという。
「禁断の恋愛モノと言えば、身内や周囲の人々から嫌悪され、別れさせられたり、環境が一変したりするのがお決まりのパターンですが、本作ではなぜか全員がすんなりと二人の恋愛や結婚を受け入れ、祝福。第7話でも、これまで恋愛相談をしていたみことの後輩が『あの時の彼女さんってお姉さんだったんですね』『だから、あんなウダウダ悩んでたんだ』など軽く受け止めるシーンもあり、『そんな普通に受け入れないでしょ…』『姉弟って聞いたら引くのが普通』といった困惑の声が。法律的には結婚は可能であるものの、幼いころから一緒に過ごしてきた姉弟の結婚という衝撃的な出来事に対し、周囲の反応があまりに軽すぎることに疑問の声が集まっているようです」(ドラマライター)
とは言え、第7話には称賛が集まる個所もあったという。
「第7話では藍と廉の衝突が描かれ、最終的に和解するというホームドラマ的展開が描かれましたが、実はみことと沙羅の婚約よりも、この衝突の方に視聴者の注目は集まっていました。弟を想い、安全な道を作ってあげたい廉と、兄への感謝はあるもののどうしても自分の気持ちに嘘をつくことができなかった藍の不器用さが視聴者にも感動を与え、『毎週こういうホームドラマでいいよ』『このドラマ、恋愛は微妙だけど家族愛を感じるところは好き』という声が殺到。『みことと沙羅がメインじゃない時の方がいい話』という指摘まで聞かれてしまいました」(同)
禁断の姉弟恋愛が描かれるはずが、ホームドラマ要素が視聴率を支えているという皮肉な状況に。果たして、今度恋愛要素が視聴者の心に刺さることはあるのだろうか――。