この日の『人生イロイロ超会議』は、「高嶋ちさ子を超えるせっかち芸能人」というテーマで、外山を始め数人の芸能人が集められた。外山は自他共に認める「せっかち」な人間だといい、そのせっかちぶりは、カラオケの曲をテンポを上げて常に倍速にして歌うほどだという。
そんな外山の言動が注目を浴びたのは、カラオケの後に放送された彼女のドキュメンタリーパートであった。外山はキャリア20年超のベテランで、TBS局内では新人アナの教育係になっているのだが、せっかちゆえに「怒りっぽい怖いと思われてそう」との悩みを暴露。番組では、外山が2019年入社の新人アナに指導する姿が放送されたのだが、外山は常に新人社員を睨み、肘を付きながら「発音が違う!」とダメ出しを行い、後輩が明らかに委縮するような姿が放送された。
スタジオでは、高嶋以下、外山のスパルタ教育を支持する声もあったが、外山は新人アナがインスタグラムやTwitterなどの反応を気にすることに対し、「あれは人間じゃなくて『映え』を気にするハエですね」と一刀両断したほか、「宣材写真を毎年撮り直すアナウンサーは周りも撮り直さないといけないから迷惑」と苦言を呈する姿が放送された。
その外山の姿に、ネットでは「外山アナの怒りポイントが完全におばさんで幻滅した」「考え方が古すぎる」「外山アナはせっかちなんじゃなくて性格が悪いだけなのでは?」との声が相次いだ。
外山アナと言えば、かつてはTBSを代表するアイドルアナウンサーの一人だったが、強気な性格が災いしたのか、堺正章の料理番組『チューボーですよ! 』をわずか半年で降板したほか、みのもんた司会の『どうぶつ奇想天外!』もわずか1年半で降板するなど、テレビではその魅力は発揮できず、TBSラジオを中心に活動してきた。TBSラジオでは角が取れたのか、『土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界』では、永六輔を献身的にサポートするなど評価を高め、最近では稲垣吾郎の『ゴロウ・デラックス』で稲垣吾郎と息の合ったコンビプレーを見せるなど、TBSのベテラン女子アナとして再評価の声もあった。
しかし、外山を育てた『永六輔その新世界』も『ゴロウ・デラックス』も現在番組はすべて終わってしまっており、以前のような「気の強い部分」が現れてきたのではないか、とする指摘もあるという。
今回の『人生イロイロ超会議』をきっかけに、今後もバラエティ番組出演が多くなりそうな外山アナ。「お局キャラ」として再ブレイクもありえるか?