新旧日本人エース対決を2日後に控えた澤屋敷。世代交代について問われると「あまり気にしてないけど、勝ちにいきたいです」と弱々しく語った。さらに、同じく参戦するチームドラゴンの他の選手のことを問われると「自分のことで精一杯。みんな勝ってくれれば」と余裕もない。
それものそのはず。澤屋敷はこの日、電車が人身事故で遅れ、会見に遅刻してしまったのだ。それだけに会見でもどこか目が虚ろ。そればかりか武蔵対策を問われ「今回はそんなにないです。特にないです」とまさかの“ノープラン”を告白。決戦を前にマイナス要素ばかりが露わになった。
一方、武蔵は「判定上等」の澤屋敷に対し「『来るなら来い』という気持ちでいます。受けて立ちます」とキッパリ。その上、澤屋敷との違いは「絶対的に違うのは経験じゃないでしょうか。負けているのは名前を漢字にした時、名字だけで僕のフルネーム(森昭生)と同じ数。それだけですね」と余裕しゃくしゃくだ。
前哨戦でまさかの完敗を喫した澤屋敷。武蔵に三行半をつきつけた谷川貞治イベントプロデューサーの思惑に黄色信号が灯った。