12の国と地域が参加。1次リーグは台湾、韓国、メキシコで行われ、スーパーラウンドは日本(ZOZOマリンスタジアム、東京ドーム)で開催される。日本は1次リーグで台湾、ベネズエラ、プエルトリコと同組。台湾で3試合を戦い、上位2チームに入れば日本でのスーパーラウンドに進出する。今大会は東京五輪の予選を兼ね、最大2チームに出場権が与えられるが、日本は開催国枠での出場が決まっている。
侍ジャパンは今月下旬に宮崎、那覇で合宿を行い、31日、11月1日にカナダとの強化試合(沖縄・那覇セルラースタジアム)をこなしてから台湾へ向かう。怪我などで出場が見送られた選手もいるが、今回選出された選手を基本線として、五輪に向けて出場選手を絞っていくと予想される。
オリックスの3トップが日の丸の舞台でそろい踏みを果たす。3選手は今年3月の親善試合・メキシコ戦にも出場しており、念願の国際大会出場となった。
侍ジャパンでもクリーンナップ候補の吉田は「日本の代表として選んでいただいたので、最高のパフォーマンスを見せられるように、しっかり準備したいと思います。チームの勝利に貢献できるようなプレーを見せられるように頑張ります」とコメント。
今シーズン13勝4敗で最高勝率のタイトルを獲得した山岡は「代表に選んでいただき、光栄です。チームを勝利に導くピッチングができるように、日本の代表という自覚と責任を持って頑張ります」と気を引き締めた。
最優秀防御率のタイトルを獲得した“神童”山本由伸は、稲葉監督から「先発、中継ぎ、抑えのどこで使うのがいいのか考えている」と名指しされた。21歳の右腕は「国際大会は初めてですし、楽しみです。日本のトップチームとして選んでいただいたので、しっかりと自分らしいピッチングでチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」と、初の国際大会出場を喜んだ。チームは最下位に終わったが、日本代表に3選手を送り込んだことはチームにとって大きい。
今月末からオリックス代表として日の丸を背負う戦いが始まる。
(どら増田)