先日12月12日のブログで報告しているのだが、なんと財布を無くしてしまったというもの。先輩の「ヒデ君」の誘いで彼が行きつけの飲食店に行ったのだが、その帰り道にタクシーの料金を払おうとした際、財布を落とした事に気づいたのだという。先ほどまで食事していた店やタクシーの車内など、八方手を尽くして探したものの見つからず。この前日に仕事道具であるカメラを忘れたスタッフの事をブログで話していた事もあり、この日はブログタイトルに「人の事言えません」としていた。
だが、当の財布は幸運にも翌日の13日には無事見つかり、財布を捜すのに手伝ってくれた人達にお礼を言うと同時に、「ブログ読んでくれたのかな」とも綴っていた。
実は彼は財布を無くした後、みんなに手伝ってもらって手を尽くしても出てこなかったため、いっそ「考えたってクヨクヨしたって始まんねーや」と考え直し、開き直ってプラスに考えるようにしたそうだ。心配してくれた人へ感謝を忘れないようにする、物をもっと大事にしようと思った、等と『なくして良かった事』をリストアップ。気持ちを切り替え、自分の手元から離れてしまった財布を『人』に置き換えてみたところ『さよならも言わずに…』という「ものスゲー切ないラブソング」が出来たのだとか…。
昔から、悪い方に考えれば悪い事が起き、良い方に考えれば良い事が起きるものだという考え方がある。自分の身の回りで起きる事は自分のアクションによって如何様にも変わるという事だ。上地雄輔も、今回の災難を気の持ちようでプラスに変え幸運を自ら呼び込んだ、まさに「災いを転じて福となす」したと言うべきか。
考えてみれば、今年の上地雄輔の一年は実に波瀾万丈だったと言える。しかし、身近な災難もすぐに良い結果へと変えることが出来た彼だけに、プラスの方へと向けていけるのでは、と見られている。来年以降も活躍の場は増えるのか、注目していきたいところだ。
(安坂由美彦)