同ドラマは、山田洋次監督と故・渥美清さんのコンビで大ヒットした映画シリーズの第1作公開から50年が経ち、山田監督が新しい寅さん像として着想。
舞台を東京・葛飾から現代の大阪に置き換え、落語家・桂雀々が寅さんに扮(ふん)し、妹・さくらは常盤貴子が演じる。
松下が演じるのは、寅さんに里心を芽生えさせるきっかけを与える旅行客の役。一部スポーツ紙によると、今作のキャストは全員、セリフが関西弁。制作サイドは、松下が兵庫県出身で関西と縁があり、清楚で知的なマドンナにふさわしいイメージであるとして起用したというのだ。
「10年放送の朝ドラ『ゲゲゲの女房』でヒロインを務めている松下だけに、その後もNHKからは定期的にオファーがある。それは納得できるが、女優としての代表作があるわけでもないし、特に数字を持っているわけでもないが女優業では毎年同じようなペースで稼ぎ続けている」(テレビ局関係者)
東京音大出身でピアニストとしても活動する松下。04年の日本テレビ系ドラマ「仔犬のワルツ」で女優デビューしすでに芸歴は15年を超えるが、しいて言えば代表作は「ゲゲゲの女房」ぐらい。直近では16年4月期のフジテレビ系連ドラ「早子先生、結婚するって本当ですか?」で主演したが、全話平均視聴率はたった5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、以降は脇役が多い。
「一番安心なのは、これまで全く男性スキャンダルがないということ。年上でかなりの資産家と交際しているといううわさはあるが、どこも裏が取れていない。育ちがいいので、共演者にもスタッフにも分け隔てなく接する。かなり評判がいいようだ」(芸能記者)
とりあえず、女優としての“欠点”は見当たらないようだ。