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キーンランドC 場内騒然 最低人気のタニノマティーニが大金星

 サマースプリントシリーズの第3戦「第3回キーンランドC」(JpnIII 札幌芝1200m 8月31日)は、シンガリ16番人気のタニノマティーニ(牡8歳、栗東・須貝厩舎)が優勝。単勝1万6140円、3連単50万円超の大波乱を演出した。

 好発を決めたタニノマティーニは先行集団の内を追走。直線に向くと、そのまま狭いインに突っ込み、逃げ粘るビービーガルダンをラスト100mで捕らえた。1分7秒9(良)の勝ち時計は先週の札幌記念に続くレコード。例年とは何かが違う…今季の札幌を象徴するような高速馬場特有の前残りの競馬だった。
 場内が騒然とするほどの大番狂わせを演出した秋山騎手は「函館で何度か調教に乗せてもらったけど、今日の方が状態は良かったですね。スタートが決まって道中も楽だったし、よく頑張ってくれました」と満面笑み。続けて、「いい馬をいい時に乗せてもらえました」と陣営への感謝の意も忘れなかった。

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