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噂の深層 『ガキ使』視聴者が『紅白』に流れ込んだ本当の理由

 大みそかに放送された「第62回NHK紅白歌合戦」の毎分視聴率が4日、発表され、大トリを務めたSMAPが歌手別最高の48.2%を記録したことがわかった。この視聴率は2011年度ナンバーワンで、ここ数年ライバル同士だった『ガキの使い 笑ってはいけないシリーズ』を大きく上回った。

 一方で『ガキの使い』の平均視聴率は第1部で18.7%、第2部が16.6%と『紅白』の裏番組としては大健闘したものの、最後の最後で大きく差をつけられることとなった。

 さて、SMAPが最高視聴率を記録する数分前『ガキの使い』は何をやっていたかというと、芸能人の裏話コーナーであった。この芸能人裏話はガキの使いメンバーを中心としたゴシップ裏話を勝俣州和、ブラックマヨネーズ、千原ジュニア、木村祐一らが暴露するというもの。

 実はこの暴露話は放送直後からネットで「他のコーナーと毛色が違う」「年末のおめでたい時期に黒い話は聞きたくない」という意見が多数あり、熱心なファンも一時的にチャンネルから離れてしまったという。しかも冒頭で「この世で怖いものはいつかあります。地震・雷・火事…」とテレビを見ている被災者に対し、やや配慮に欠ける発言までしていた。そのため視聴者は一気に紅白に流れ込んだと指摘されている。

 今年の紅歌合戦は震災からの復興をテーマをしており、芸能人の内輪ネタを推していたガキ使は図らずとも真逆のテーマで勝負していたのだ。

 もっとも『笑ってはいけない』シリーズもすでに6年目。番組中ではダウンタウンの二人も「もう50(歳)近いんやから…」と体力的にもややキツイということをしきりに発言しており、体を張った立ち回りができないことを悩んでいるようだった。そのため暴露トークが長時間をしめるというのも仕方がない部分もある。

 来年もシリーズが続行されるかどうかはわからないが、そろそろテコ入れも必要と言うことなのだろうか!?

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