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キャバ嬢がキレる瞬間(2)〜アフター狙いのお客様〜

 お店が終わって、外へ出たらさっきまでいたアフター狙いのしつこい男性がタバコを吸いながらわたしを待っていたらしい。きっぱり断ったから諦めてもらえると思ったんだけどなぁ。そうもいかなかったのね。

 その人は、「先ほどはありがとう、またいらしてくださいねー」と笑顔で通り過ぎようとしたわたしの腕をつかみ、「なぁ、オレあんた気に入っちゃったんだよ? 頼むからこれから一緒に飲みにいこうぜぇ?」と、お酒とタバコ臭い息を吐きかけながら迫ってきた。

 運の悪いことに、ボーイさんはまだお店から出てこない。このぐらいの時間にはいつも出てくるんだけどなぁ。助けてぇぇぇっ…。

 「今日は飲み過ぎじゃないですか? また日を改めてここにいらしてください、お待ちしてますから」

 と、やんわりお断りしたら

 「けっ、そうやって店来い来い、って営業かけやがって。なんだよ、何様なんだよ、おめーら。あぁ??」

 と、男は危機を感じるほどの詰め寄り方をしてくる。逃げたくても、腕をしっかり握られていて逃げられない。

 「た、たすけ…」
 「いいから来いよ、なぁ? …!?」

 瞬間、男は地面に大の字になっていた。

 何が起きたのかと思って回りを見ると、うちのお店の女の子…女の子と呼ぶには中身はかなり男前な子、蓮ちゃんがこのお客さんをつかんで地面に叩きつけたのだった。

 「次にまた来いっていうてるやろうが。そんなに嫌われたいんかい」
 「いてぇなぁ、何しやがるこの男女がぁ!」

 と言って、男はかなり重量感のあるカバンで蓮ちゃんの顔に殴りつけた。

 蓮ちゃんは避けきれず、その場で倒れてしまい、動かない。

 わたしは、蓮ちゃんにかけより何度も呼びかけるが返答がない。そんなわたしをまだ連れ出そうとする男。

 「おい、邪魔はほっといて、さっさと行くぞ、手間とらせやがって…」

 わたしはあまり覚えてないけど、蓮ちゃんのみようみまねでだったと思う、その男の胸ぐらをつかみ、地面にたたきつけた。…ような気がする。

 「女に暴力振るうなんて、そんな男の人になんて優しくできないし、まして一緒になんて飲みにいけない!」

 わたしも暴力をふるってしまったけど、それは正当防衛だから。倒れている蓮ちゃんを再び店に連れて行き、手当してもらうことにした。

文・二ノ宮さな…OL、キャバクラ嬢を経てライターに。広報誌からBL同人誌など幅広いジャンルを手がける。風水、タロット、ダウジングのプロフェッショナルでもある。ツイッターは@llsanachanll

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