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M-1、R-1、KOCに続くお笑いの賞レースが急成長? 『歌ネタ王』芸歴制限なく芸人集中か

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マヂカルラブリー・野田クリスタル

 今年はお笑いの賞レースに注目が集まったと言えるだろう。これまでのスタイルを覆す漫才でマヂカルラブリーが『M-1グランプリ2020』(朝日放送制作・テレビ朝日系)で優勝を果たした。さらに、マヂラブの野田クリスタルはピン芸人日本一を決める『R-1ぐらんぷり2020』(関西テレビ制作・フジテレビ系)でも優勝を果たしており、2冠を達成。この大会は、来年から『R-1グランプリ』と名前を改め、参加資格者が芸歴10年以内に絞られた。そこから漏れたおいでやす小田とこがけんによるユニット、おいでやすこがが『M-1』で準優勝するなど、賞レースがお互いに影響を与え合っていると言える。

 何とかしてチャンスを掴みたい芸人にとって、『R-1』の芸歴制限は厳しいものとなりそうだ。そこで、注目を集めている新たなお笑い賞レースが『歌ネタ王決定戦』だ。大阪の毎日放送制作によりTBS系の一部局で放送されている。ただ、『M-1』や『R-1』のような全国同時生放送でなく知名度は低い。

 『歌ネタ王』は芸歴の制限はなく、『M-1』『R-1』に同じくプロアマ不問。さらに、広く音楽や音をネタにするものならば何でも良い。著作権処理の関係から、洋楽の使用はできず、国内の楽曲でもただの替え歌は使えない。『M-1』でおいでやすこがが見せたようなネタは、厳しく見ればできなさそうだ。

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 『歌ネタ王』は2013年にスタートし、第1回の優勝者は、大阪の吉本興業所属のすち子&真也。吉本新喜劇生まれのコテコテの笑いを届けた。

 16年の第4回はかまいたち、翌17年の第5回は藤崎マーケットと、東京でも知られた芸人も優勝している。

 最新の20年の第8回の優勝者は、大阪の吉本興業所属のコンビ、さや香。『オールザッツ漫才2019』(同)のネタをベースに、音楽やダンスを取り入れた動きのあるネタで優勝を果たした。こうしたエピソードからわかる通り、『歌ネタ王』は既存ネタのアレンジなども可能となっており、かなり柔軟性のある大会だと言える。

 『歌ネタ王』は大阪で開催されるため、やはり関西芸人が強い傾向が見られるが、17年の第5回大会ではナイツ、18年の第6回ではどぶろっくが、それぞれ準優勝を果たしており、芸歴やキャラに関係なく「面白い“歌ネタ”ならば何でもアリ」な大会だと言える。ここから新たなスターが現れる可能性は十分ありそうだ。

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