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橋下徹氏、『文春』に「あのやり口の汚さはお見事」 NTT高額接待巡る記事を“法廷ドラマみたい”と称賛

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橋下徹氏

 元大阪市長、大阪府知事の橋下徹氏が8日の「グッとラック」(TBS系)で、『週刊文春』(文藝春秋)の報道姿勢を称賛した。

 この日の放送では、NTTによる総務省幹部への高額接待が話題となった。番組ではまず、国山ハセンアナウンサーが、フリップで『週刊文春』の記事内容を紹介した。記事は、NTTの澤田純社長らが、麻布十番の会員制レストランで総務省の幹部を高額接待したのではないかというものだ。具体的には総務省の谷脇康彦総務審議官に3回に渡り計17万円、当時総務審議官だった山田真貴子氏、国際戦略局長だった巻口英司氏に一人あたり5万円の接待がなされたとしている。

 この話題についてコメントを求められた橋下氏は「接待が問題というのはその通りなんだけど、それ以上に重症なのは、国会で平気で嘘をつくこと。こっちが僕許せないです。」と話し始めた。「いろんな番組で言ってるけど、これから確定申告行ってこんな政府に税金を納めるのかと思うと、腹立ってしょうがないですよ」とやや気色ばりながらコメントした。

 この後、谷脇総務審議官の国会答弁について、若林有子アナウンサーがフリップを使って紹介した。それによると、谷脇総務審議官は今月の1日に国会で「公務員倫理法に違反する接待を受けたことはございません」と答弁しながら、『週刊文春』にNTTとの会食が報じられると、3日の国会答弁では「意見交換などを目的として利害関係者、例えば通信事業者と会食する場合はございます」と発言内容を変えたことから、虚偽答弁ではないかと追及を受けているとした。

 ​>>橋下徹氏、テレ朝玉川徹氏を名指しで「僕は嫌です」コロナ対策で中国を引き合いに出すコメントに苦言<<​​​

 橋下氏は再び、「まあ、いろんな言い訳で伏線を張ってるんですけど、国民は嘘ついたってすぐ分かるんでね、決定的な証拠が突きつけられるまではシラを通せるというね」と発言、更に「本当に週刊文春はよくやってくれましたよ。週刊文春があのやり口の汚さはお見事ですよ。嘘の答弁をさせておいて、証拠を突きつけて、崩していくという、法廷ドラマ見てるみたいで感動しましたよ」と快哉を叫んだ。そして、「安倍政治の一番の負の遺産は、国会で嘘ついても大目玉食らわないという雰囲気になってしまいましたよね、財務省の官僚始めね。国会で嘘ついたら人生終わるよって言うぐらいの厳しい官僚に対する大号令は、菅さんに出して欲しいなあ」と要望していた。

 この話題が取り上げられる前に番組では、谷脇総務審議官が事実上更迭されたことが速報で伝えられていた。

 『週刊文春』の報道姿勢を称賛した橋下氏の発言に、ネットでは「文春の取材は強引過ぎる」「自分だって記事にされたのに」など疑問を呈する声もあったが、「総務省の内部調査って何やってるんだ?」「文春は芸能ネタじゃなくて政治や官僚中心に取材してほしい」など賛同の声も多くあった。

 議院証言法では、証人が虚偽の陳述をした時は「3か月以上10年以下の懲役」とある。虚偽の答弁に対しては、国会議員は厳しい目で臨んでほしいものだ。

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