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広島・小園の一軍合流で首脳陣の“失言”が蒸し返される? 登録見送りに「呼ぶだけ呼んで使わないのでは」と懸念も

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小園海斗

 2018年ドラフトで1位指名を受け広島に入団し、昨季まで「61試合・.206・4本・16打点」といった数字を残しているプロ3年目・20歳の小園海斗。20日、その小園が今季初めて一軍に合流したと複数メディアが伝えた。

 報道によると小園はこの日、9日に下半身のコンディション不良を理由に抹消されていた松山竜平と共に一軍練習に参加。同日の公示では一軍登録はされなかったが、21日以降の登録はほぼ確実な状況とみられている。

 小園は今季開幕二軍スタートとなったが、18日終了時点で「.299・1本・4打点」と3割近くの打率をマークするなど好調。一軍の正遊撃手である田中広輔が「.159・1本・1打点」と深刻な不振に陥っているため、一見すると一軍合流自体に不可解な点は見受けられない。

 ただ、小園の一軍合流を受け、ネット上には「先週河田コーチが見てないって言ってたのにここで上げるとは思わなかった」、「一軍登録されなかったのはよく分からないけど、小園には舐めたこと言ってた河田コーチを見返してほしい」、「今回の昇格は河田コーチに対する批判のガス抜きが目的だったりして…」といった広島ファンの驚きの声が多数寄せられている。

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 「河田雄祐一軍ヘッドコーチの名が挙がっているのには、14日に伝えられた小園への発言が関係していると思われます。同日時点で田中が打率『.193』とサッパリだったことから、ファンの間では小園の昇格を求める声が強まっていました。ところが、その小園について河田コーチは『僕はまだ小園を直でじっくり見られていない』、『二軍監督からの情報によれば頑張ってはいるようなんですけど』と現状をあまり把握していないとコメント。これを受けたファンからは『田中が絶不調なのに代役候補の小園を見てないってどういうことだよ』、『もしかして小園をこのまま干す気なんじゃないだろうな』と批判が集まりました。そのこともあってか、今回首脳陣が小園を一軍に呼んだのは、戦力として数えていることをファンにアピールする狙いがあるのではとの意見も散見されます」(野球ライター)

 一部では「呼ぶだけ呼んどいて試合では使わないのでは?」という声も挙がっている小園の一軍昇格。首脳陣がどのような起用法を見せるのか、しばらく注目を集めそうだ。

文 / 柴田雅人

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