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侍ジャパン、オリンピック劇勝発進に「サヨナラ勝ちは、ただの1勝じゃない」土壇場からの逆転劇を球界OBも評価

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画像はイメージです

 28日に競技がスタートした東京五輪の男子野球。同日に福島・県営あづま球場で行われた予選リーグ・グループAの初戦に臨んだ日本代表・侍ジャパンが、ドミニカ共和国代表を「4-3」で下し白星発進した。

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 1984年ロサンゼルス五輪(当時は公開競技)以来の金メダル獲得を狙う日本はこの日、今シーズンここまで勝利数(9勝)、防御率(1.82)、奪三振数(121個)の3部門でパ・リーグトップの山本由伸(オリックス)が先発。対するドミニカはメルセデス(巨人)を起用し、両名は6回まで共に無失点と投手戦を展開した。

 試合が動いたのは直後の7回表。この回日本は山本に代え青柳晃洋(阪神)を2番手として送り込むが、青柳は2死一、二塁から左中間へ2点タイムリーツーベースを浴びてしまう。2点を先制された日本はその裏に1死二、三塁から村上宗隆(ヤクルト)の一ゴロで1点を返すも、9回表に5番手・栗林良吏(広島)が1点を失い再び2点差とされ9回裏の攻撃に入った。

 しかし、日本は1死から柳田悠岐(ソフトバンク)、近藤健介(日本ハム)、村上の3連打でまず1点を返すと、続く甲斐拓也(ソフトバンク)がスクイズで相手の野選を誘い同点に。さらに、後続の山田哲人(ヤクルト)がヒットで1死満塁とチャンスを広げると、最後は坂本勇人(巨人)がセンターオーバーの打球を放ち劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

 土壇場から試合をひっくり返した日本の戦いぶりを受け、ネット上には「逆転サヨナラ勝ちやったー!」、「初戦から冷や冷やしたけど、最終的には勝ってよかった」、「『黒星スタートとかおもんな』とか思っててすいませんでした」、「きっちり試合を締めた坂本メンタル強すぎだろ」と喜びや安堵の声が寄せられている。

 また、森本稀哲氏(元日本ハム他)が「ナイスゲーム!!!!! 侍ジャパン!!!!」、川上憲伸氏(元中日他)が「サヨナラ勝ちは、ただの1勝じゃなくて次の試合にも勢いをつけるもの みんなの勝利への執念が実った証拠だし、侍がひとつにまとまる最高の勝利になったんじゃないかな」とそれぞれ自身のツイッターに投稿するなど、球界OBからも歓喜の声が相次いでいる。

 今回日本が下したドミニカは世界ランキングこそ出場6カ国中5番目の7位だが、メルセデス、サンチェス(巨人)、バルデス(元中日)、フランシスコ(元巨人)などNPB経験者を複数擁しているチーム。戦前は決して気を抜いてはならない相手という下馬評だったが、その予想通りに日本を敗戦寸前まで追い詰めた。

 その難敵をサヨナラ勝ちで下し白星発進した日本は、31日に予定される次戦でメキシコと激突。勝てば予選リーグ1位通過が決まる次戦も、勢いのまま勝利を収めることはできるだろうか。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
森本稀哲氏の公式ツイッターより
https://twitter.com/onifukkusencho
川上憲伸氏の公式ツイッターより
https://twitter.com/Kenshink2k2k2

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