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殺害された女子大学生は直前に大量の買い物 現場から見る不可解な犯人像とは【未解決事件ファイル】

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画像はイメージです

 2001年のある日の未明、栃木県那須塩原市で20代の女性が刺殺される事件が起きた。被害者は国際医療福祉大に通う当時24歳の女子大生Aさん。マンションの自室から約20メートル離れた民家の駐車場で死亡しているのが発見された。

 数々の証拠が見つかっていながら、20年以上経過した今もなお犯人は捕まっていない。

 ​>>チケットショップ内で殺害、傘を残し防犯カメラに映りながらも特定されなかった犯人とは【未解決事件ファイル】<<​​​

 事件が起きたのは午前3時ごろ。数十回にも及ぶ「助けて」という女性の悲鳴を近隣住民が聞いている。遺体を発見したのは、現場近くを通りかかった新聞配達員。遺体には首や背中、胸など十数回にわたって刺された跡があり、犯人には強い殺意があったとみられる。警察の捜査によると、自室で何者かに襲われた後、現場となった駐車場へ逃げたものの追いかけてきた犯人に殺害されたとされている。

 近隣に設置されていた監視カメラの映像や、現場付近に殺害時に使われたとされる凶器とみられる刃物など複数の証拠が見つかり、近隣に住む男が容疑者として浮上。重要参考人として事情聴取したが、情報不足などにより特定には至らず、犯人は未だ逃亡中である。

 被害者が死亡した後、現場となった駐車場には遺体を引きずった痕跡があった。理由や目的は明らかになっていない。また、現場では被害者以外の血痕も見つかっているうえに、死亡する前に自室で激しく争った形跡もあり、顔見知りの犯行が疑われている。

 当時、被害者は友人とルームシェアをしていた。しかし事件当日、友人は家を空けており不在。殺害されるおよそ2時間前の目撃情報により、普段よりAさんが多めの食料を買い込んでいたことも分かっている。不審な人物がAさんの部屋に出入りしていたとの目撃情報はないものの、自室では複数人と過ごしていた可能性があるとされている。

 なお、被害者は複数の携帯電話を所持していて、出会い系サイトの利用歴も発覚している。出会い系サイトで知り合った男性との間で、何らかのトラブルがあった可能性も指摘されている。

 新学期が始まってわずか3日目に起きた悲惨な事件。未だ謎に包まれた事件であるが、1日も早い犯人の逮捕を願う。

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