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エンゼルス・大谷の「勝ちたい」発言に監督が激怒? 勝利でシーズン終えるも不満顔だったワケ

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大谷翔平

 第2打席は申告敬遠。その瞬間、「やっぱり、そうなったか」と思ったファン、米メディアも多かった。

 今季最終戦である10月3日のマリナーズ戦(現地時間)で、エンゼルスの大谷翔平選手が「1番・DH」で出場し、第1打席で46号アーチを放ったものの、第2打席で申告敬遠されたように、試合前から「相手投手はまともに勝負してこない」と囁かれていた。理由は簡単だ。マリナーズには絶対に勝たなければならない事情があった。

 >>エンゼルス・大谷、二刀流はそろそろ潮時? 現地メディアの指摘に監督も不満を吐露「私には伝えてくれなかった」<<

 「今年のエンゼルス打線は大谷さえ抑えてしまえば、あとは怖くありません。打率2割2分台のカート・スズキが4番を務めているくらいですから」(米国人ライター)

 最終戦前日の時点で、ア・リーグ西部地区のマリナーズは90勝71敗。同・東部地区のヤンキース、レッドソックスが91勝70敗。マリナーズが最終戦のエンゼルス戦に勝利し、ヤンキース、レッドソックスのいずれかが敗れれば、敗戦チームとワイルドカードゲーム進出を懸け、プレーオフを戦うことになっていた。マリナーズはどうしても勝ちたかったのだ。

 「マリナーズは長期に渡って低迷しています。最終戦の舞台はマリナーズの本拠地で行われ、大谷が先制本塁打を放った時、ネット裏のマリナーズファンはため息をついていました」(前出・同)

 大谷の2021年最終戦は5打席が回ってきて、2四球。3打数1安打で終了した。本塁打王のタイトルを争っていたロイヤルズのサルバドール・ペレス、ブルージェイズのウラディミール・ゲレーロ・ジュニアはすでに48本を放っているため、日本人初のタイトル獲得はならなかった。

 しかし、完全アウェイの雰囲気の中で46本目を放った精神力は並大抵ではない。

 「エンゼルスのジョー・マドン監督は最終戦を勝利で飾ったのに、ご機嫌斜めでした」(前出・同)

 その理由は大谷にある。いや、大谷の発言が一人歩きしてしまったからだ。

 奇しくも、最終戦と同じ9月26日(同)のマリナーズ戦の試合後だった。味方打線の援護に恵まれず、10勝目を逃したことで、「アナタはエンゼルスが本当に好きか?」と質問された。大谷はファンに恵まれたこと、球団の雰囲気も気に入っていると答えた。しかし、「それ以上に勝ちたいという気持ちも強く持っています」とも話していた。

 「FAになる2023年オフの移籍を匂わせたと、米メディアは解釈しました。後日、マドン監督は『大谷は勝ちたいという意味で言っただけ』と火消しに回りました」(現地関係者)

 大谷が会見に臨む際、通訳も同席する。会見で常に通訳を介して答えてきたのは、英会話にまだ自信がないからだ。

 「チームメイトとは英語で会話していますが。マドン監督ではなく、大谷本人が否定すれば大ごとにはならなかったと思います」(前出・米国人ライター)

 大谷は二刀流の代償でかなりの疲労が蓄積されているという。十分な休養も取らなければならないが、英会話のレッスンにも時間を割かなければならないだろう。(スポーツライター・飯山満)

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