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ソフトB・藤本監督、不調のまま森を一軍昇格させた? 故障復帰直前のやり取りを暴露、「だからチームが低迷した」批判の声も

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 野球解説者・池田親興氏(元阪神他)が3日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、ソフトバンク・藤本博史監督がゲスト出演。チームのプロ9年目・29歳の森唯斗にまつわる発言がネット上で物議を醸している。

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 今回の動画で藤本監督は、就任1年目となる今季の展望をテーマにトーク。守護神は森を最有力候補に考えていることや、センターのポジション奪取を期待している若手外野手などについて語った。

 物議を醸しているのは、森の守護神構想について語る中で飛び出た藤本監督の暴露話。森は昨季開幕直後、防御率1点台と安定した投球を見せていたが、4月末に「左肘関節化膿性滑液包炎」を発症し戦線を離脱。その後5月末に患部の手術を受け、9月上旬に一軍に復帰したが、復帰後は「17登板・0勝3敗・防御率6.19」と深刻な不振に陥った。

 昨季二軍監督を務めていた藤本監督は、昨季の森について「(故障で)2カ月くらい休んで、ちょっと投げられるようになっていきなり一軍に上がってしまった」と、一軍復帰は見切り発車のような形だったと告白。続けて、「(故障明けは)僕から見て(球速が)5、6キロ遅かった。だいたい140キロ後半出る投手が、(一軍昇格前に)二軍で最後投げた時は141キロだった」と、昇格直前の二軍戦でも球速の低下が目立っていたことを明かした。

 そのため、同戦終了後に「(まだ一軍復帰は)ちょっとしんどいんじゃないか?」と森に問いかけるも、「いや、もう来いと言われたら行きますよ僕」と返されたという藤本監督。「(森は)すごい心意気がある選手なので、『じゃあ頑張ってこい』と言ったけどなかなかうまくいかなかった」と、本人の意思を尊重して昇格にGOサインを出したものの結果にはつながらなかったと当時を振り返った。

 藤本監督の発言を受け、ネット上には「故障から約4か月経っても調子戻りきって無かったのか」、「手術・リハビリの間に体重が落ちて、その分球威が失われたってことなんだろうか」と驚く声が続出。「状態悪いって分かり切ってるならGOサイン出すなよ」、「だからチームが低迷したと言ってもいいくらい森の昇格は悪手だったぞ」と不満を示すネットユーザーも多かった。

 「昨季のソフトBは9回の失点数が44と2020年の23からほぼ倍増していますが、森はこのうち13失点を喫しています。また、13失点中11失点は守護神の座に戻った後半戦、17試合中6試合で喫したもので、チームも森が失点した試合は『1勝4敗1分』と大きく黒星が先行しました。土壇場の失点で勝ち試合を取りこぼした影響もあってか、チームは8年ぶりのBクラス4位に沈んでいますが、藤本監督が不調の森の昇格を強く制止していればこのような結果は避けられたのではないかと不満を抱いているファンも少なくないようです」(野球ライター)

 森は2021年12月23日の契約更改後会見で「このままでは終われない。もう1回体を作り直してやっていきたい」と、今オフのコンディション調整に気合をのぞかせたことが伝えられている。その森が本調子なら守護神を任せるという意向の藤本監督だが、言葉通りの復調が果たせていない場合は、開幕二軍スタートなど厳しい判断をとる必要もありそうだ。

文  / 柴田雅人

記事内の引用について
池田親興氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UC89DdDdfD-wuREdrIjnO8DA

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