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阪神・藤浪に「試合では使えん」球界OBがカーブ投球を酷評し物議、三振奪うも露呈した致命的な問題とは

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藤浪晋太郎

 野球解説者・八木裕氏(元阪神)が、6日放送の『MBSベースボールパーク日曜日 KANOスポレディオ』(MBSラジオ)に電話で生出演。阪神のプロ10年目・27歳の藤浪晋太郎にまつわる発言がネット上で物議を醸している。

 今回の番組で八木氏は5日から視察に訪れている阪神春季キャンプの雰囲気や、同日に行われた紅白戦の感想などを話した。その中で、紅白戦に登板した藤浪が投じたカーブに苦言を呈した。

 >>阪神・藤浪の不振に「イップスがあるもんね」元横浜・高木氏の発言に反論相次ぐ 過去に本人が強く否定<<

 藤浪は白組の先発として「2回1失点・被安打2」といった投球成績をマーク。カーブを投げたのは初回2死で迎えたロハスに対してで、カウント「1-2」からの4球目に投じ空振り三振を奪っている。

 ただ、八木氏は「(投げる瞬間に)思いっきり緩んだよね手が。あれはカーブって分かるような投げ方だったからね」と、藤浪はカーブを投じる際に腕の振りがかなり緩んでいたと指摘。

 続けて、「『カーブ投げます』(と)いうようなカーブだったんで、『あれは試合では使えんぞ』と(思った)」、「あんだけフォームが緩んで、腕の振りが緩んだらそりゃ変化球(が来る)って分かるから」と、投球フォームの変化で球種がバレるため試合では使えないと苦言を呈した。

 この八木氏の発言を受け、ネット上には「確かに中継で見ててもカーブの時は若干腕をふわっと振ってた感じはあった」、「ロハスからは三振奪えたけど、坂本(勇人/巨人)や村上(宗隆/ヤクルト)みたいな一流どころには余裕で捉えられそう」と同調の声が寄せられた。一方、「開幕までまだ日にちはあっていくらでも修正はできるのに、一球投げただけで『使えん』呼ばわりするのはいただけない」、「そういう課題が出ることも見込んでサイン出した梅野の意図が分かってない」との反発も多数みられた。

 「藤浪が近年あまり投げていないカーブを投じたことについては、バッテリーを組んだ梅野隆太郎が試合後に『(打者の)頭になさそうなボールをね。カウント有利だったし『遊んでやろう』という気持ちがいい方向に出た。これに晋太郎が味をしめてやってくれたらという気持ち。いい意味で駆け引き、配球のパターンが増えれば晋太郎のためにもなる』と語ったことが伝えられています。梅野としては勝敗度外視の紅白戦で試しに投げてみて、手応え・課題があれば開幕までの1カ月半で修正に努めてくれればという意図でサインを出したものと思われます。そのため、試合で使えるかどうかは今後の藤浪の取り組み次第であり、現段階で『使えん』と結論づけるのは気が早すぎると八木氏に不満を抱いているファンも少なからずいるようです」(野球ライター)

 5日の報道では「ブルペンではずっとカーブはいいですし、ああやって使えると相手の印象に残るし、効果的だと思う」と一定の手ごたえを得たと語ったことが伝えられている藤浪。八木氏から「使えん」と評されたカーブの質をどこまで上げられるのか、今後の取り組みにも注目が集まりそうだ。

文 / 柴田雅人

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