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DeNA、3年目左腕・坂本にかかる期待 好調なチームの“泣き所”裏ローテにハマれるか

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坂本裕哉

 2位の座を着々と固め、トップ独走のスワローズを虎視眈々と狙うベイスターズ。表ローテーションの今永昇太、濱口遥大、石田健大の左腕トリオは好調をキープし盤石だが、週末の裏ローテは不安定な状況が続いている。

 3年目左腕・坂本裕哉は8月6日、敵地・バンテリンドームで行われたドラゴンズ戦に先発。強さの戻ったストレートと、得意のチェンジアップのコンビネーションを軸に、スライダーと今シーズンから使っているツーシームの変化球も効果的に配球。結果5回を投げきり奪三振5、与四死球3、被安打3でドラゴンズ打線にホームベースを踏ませぬ好投を見せた。1週間後の神宮のスワローズ戦は台風接近のため中止となり、14日にスライド登板したが、2本のホームランを被弾し4回途中でKO。2戦続けての好投を披露することはできず「試合を作れず、チーム、中継ぎ陣に申し訳ないです」とうなだれた。

 しかし今シーズンはオープン戦3試合計11イニングで失点を許さず、与四球も4と課題だった制球力も向上し、結果で開幕ローテーション切符をゲット。3月27日の初登板は7回を4失点と及第点ピッチングを披露しながらも、その後は雨やコロナで登板間隔が空き、さらにチーム状況により中5日が2回続くなど厳しいシチュエーションもあったが、結果その後の4試合は5回持たずにKO。

 5月6日には登録抹消となりファームで調整を続け、7月15日に再び昇格すると22日のタイガース戦で先発登板。4回2失点ながら復活への足がかりは作り、後半戦最初のゲームで一応の結果を残すことに成功した。昨年は対左打者に.307と打ち込まれていたが、今年は.161と飛躍的に向上させるなど、徐々に課題をつぶしている。ストイックに肉体改造に励むなど野球に対する姿勢は真摯な左腕。苦しいシーズンとなってはいるが、失敗を糧にして裏ローテの一角に定着してもらいたいところだ。

取材・文・写真 / 萩原孝弘

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