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赤いベルト防衛戦を控えるジュリアが鈴季すずへの想いを吐露「すずはあんなもんじゃないよねえ」

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ジュリアと鈴季すず

 ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムは、『スターダム12周年記念STARDOM Supreme Fight 2023~おおきにスターダム~』エディオンアリーナ大阪第1競技場(大阪府立体育会館)大会の対戦カードを発表した。メインイベントでは赤いベルトことワールド・オブ・スターダム選手権試合、チャンピオンのジュリアにプロミネンスの鈴季すずが挑戦する。

 すずは「一年前スターダムに上がった時、私はジュリアにとてつもない憎しみをぶつけた。3年前、ずーっと一緒に生活してた、姉のように慕ってたジュリアが突然、消えた。そんなジュリアに対して、人間として、妹として、憎しみしか感じられなかった。でも、5★STARでジュリアとシングルして15分間で3年の全てをジュリアにぶつけて、気づいたらもう憎しみとか恨みとか、どっか行っちゃってたなって。今の私は、ジュリアをプロレスラーとして尊敬してる。でも、それ以上にプロレスラーとしてジュリアを超える自信がある。3年前に大好きな大好きなジュリアが突然消えて、ひっどい目に遭ったよ。でも、鈴季すずはそれを乗り越えてこんなに強くなった。だから今度は、私がオマエからその赤いベルトを取って、オマエのことを痛い目に合わせてやるから覚悟しとけよ」と感情が憎しみを越えて尊敬に戻った先輩超えを誓った。

 ジュリアは「すず、ちょっと個人的な話をしちゃうんだけど、すずと出会った頃かな、5,6年前?すずは15歳?16歳かな、中学を卒業してたった一人で宮崎からやってきて、アホ面に鼻水垂らして、でもすずはキラッキラした目で夢と希望に満ち溢れていた。う~ん、そうだな、すずはあの頃みんなが何か月もかけて練習してやっとできるようになることが一回でコロッとできちゃうような天才肌だったんですよ。私は、なんちゅう妹だと思っていつも見てたんですけど。そんなすず、私はすずのこと忘れた日は一度もなかったし、でもスターダムでいろいろあってスターダムで再会した時に、お互い個人的ないろんな因縁とかいろんな感情が沸き上がってしまって、リングの上で向き合うと姉妹喧嘩みたいな感じになっちゃったなって思うんですよね。去年シングルやって15分間闘って、もう因縁はないって言ってたけど、でもさあ、すずはあんなもんじゃないよねえ。すずは、う~ん、もっとすげえ選手なんだよなあって。なんかそう思うんだよね。まだまだスターダムで見せてない部分もある。まあそんな天才肌でプロレスの申し子みたいなすずとこうやってこういうシチュエーションでお互いの全力ぶつけて、お互いのプロレス、レスリングをしっかりぶつけ合う、そういう勝負がこの試合でできるんじゃないかなって私は思ってます」と感慨深い表情で語った。妹分からライバルに上がって来たすずとの対戦を楽しみにしているようだ。

(どら増田)

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